表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【異世界】神様から新しい成長システムを考えろと言われた話【召喚】  作者: おっさんさん
0章 1部 独り立ちしよう編
24/41

装備を買いに。

お祝いされました。

 俺の装備を買いに今の装備を買ったバーナード武具店に向かう。

扉を開けると前と同じように鈴が鳴る。

「いらっしゃい!金属装備の販売から修理まで全て、バーナード武具店です。ご入用は武器でしょうか?防具でしょうか?」

やはりこれは決まり文句だったらしい。

前にロシュと呼ばれた子が武器を壁にかけている。

店主がカウンターに立っていた。

「あんた確かこの前・・・すごく力が弱かった・・・。」

「そうです。あれからレベル上げたんで・・・。」

「おお!そうでしたか!そちらの二人があなたのパーティーで?」

「うん。そうです。」

二人が頭を下げてる。

妙にかしこまってるな。

装備買うだけなんだけど・・・。

「レベル上げ順調なんだね~。」

ロシュがこっちをみて話しかけてくる。

「いや、仕事が決まったから近々この街を離れるんだよ。レベル上げたし新生活前に装備を一新しようと思ってね。」

「えぇ!もう冒険者止めちゃうの~?」

「う~ん。冒険者はとりあえず保留で仕事の方やるかな。でも場合によっては冒険者に戻るかも。」

「それにしても早いな。まぁ冒険者は危険だから、それ以外に働き口があるならそれにこしたこたぁないな。」

店主もうんうんと頷く。

「じゃあまず武器を選びますか?」

「お願いします。」

「お金はある程度持ってますか~。」

ロシュが棚に飾っているそこそこ価値のありそうな武器を幾つか取り上げてカウンターに並べていく。

三人で並べられた武器を眺める。

「僕はダイキのイメージはもうナイフなんだけど。」

「確かにレベルに比例しない非力だからナイフがいいな。」

「俺がナイフ以外持つのがそんな嫌か。」

やっぱ直接戦闘では役立たずと思われていた様だ。

「じゃあこれならどうですか?」

並べられた中で刃が湾曲したナイフを取り上げる。

柄の部分に宝石が付いている。

今使っているものと大して変わらないような。

「特殊効果が二つ、[耐久]と[加速]の魔法石が埋め込まれてます。[耐久]は刃こぼれや錆び難い魔法です。[加速]は柄を握っている間少しだけ素早く動けるようになります。」

[鑑定]スキルを使用してみる。

[耐久][加速]どちらも[時]属性の魔法らしい。

まぁ[時]属性はこの世界じゃまだ認知出来てない属性みたいなので、きっと別の魔法属性に分類されてるんだろうな。

この魔法を発見したのか、作ったのか、その人がすげぇんだろう。

「うん、これでいいです。」

領主のいる街まで移動中の護身用程度だろうし、これでいいだろう。

変に別の武器に色気出したくないし、素早さが上がるなら自分にピッタリだ。

「分かりました、35000マーニーになりますが、よろしいですか?」

「ああ、お願いします。」

お金を出している間にロシュが防具を見繕っている。

「ん~、フルプレートってわけにもいかないよね~。」

「お客さん、前の時履けなかったグリーブはいかがですか?」

店主が話したのを聞いてささっとロシュがグリーブを出してくる。

「今ならはけるかな?」

ブーツを脱いでグリーブに足を通す。

脛まで鉄板でガードされている。

ちょっと履きづらいな・・・。

履いた後試しに歩いたり走ったりしてみる。

「いい感じ?」

前みたいに走っても重く感じない。

間接が多少動かし辛いくらいか。

でもこれで歩き回るのはきついかな・・・。

「移動はきついかな、これ。」

「確かに鎧って結構疲れるんだよな、移動中はブーツにすればいいんじゃないか?」

ルインがうんうんと同意する。

ずっと良さそうな鎧着てるもんな、一度も言わなかったけど疲れるんだろう。

貴族の意地ってやつかぁ。

「やっぱグリーブは止めときます。」

手渡しで返すとロシュが残念そうにする。

「そうだ、後はこれ。」

じゃらじゃらと音を鳴らしながら取り出してくる。

「鎖帷子。着てみる?」

言われて試しにマントと胸当てを取ってから着る。

重さは多少感じるが悪くない。

「これならいい感じかも。」

「胸当てとマントもつけてみて下さい。」

フル装備・・・してみる。

多少動きにくくはなったがグリーブほど不便は感じない。

「うん、これならいい、これ下さい。」

「まいどあり!えーと・・・13000マーニーです。」

着たままお金を払う。

今の状態だとこれくらいで良いか。

これ以上重くなったら動きにかなり影響出そうだ。

「こんなもんでどう?別の街行っても舐められない?」

ルインとカイトに聞いてみる。

「まぁ初心者っぽくはあるけど普通って感じもあるからいいんじゃないか。」

「うん、後腰にナイフ2本で完璧。」

そうだ、新しくナイフ買ったんだから2本持ちになるのか。

「よし、特別にナイフ二本させるカバーを作りましょう!」

店主が2本のナイフを持って店の奥に引っ込む。

「お二人は何か買いませんか~?」

ロシュが聞いてくる。

「俺はいいかな。もっとレベル上がったら考える。」

「僕も今はまだいいよ。」

「そうですか~。」

残念そうにした後、話題を変える。

「二人になったら大変でしょ~?この後どうするつもりなの~?」

「考え中だな。どっかのパーティーに合流するか、二人なら街の近くでレベリングするか。」

ロシュがしばらく空を見つめた後二人を見る。

「僕も一緒に行ってもいい~?」

「え!?そりゃあ・・・でもお父さんに言わずに決めちゃっていいの?」

「あ~、確認とるね~。」

それからしばらく話をしたり色んな武器を解説してもらったりしていた。

遅れてごめんなさい。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ