第七話
やっと落ち着ける…
そう思ったのも束の間お客様が熱を出しているなんて
「ロビーのソファー開けて!沙姫ちゃんを寝かせるから!」
「俺 氷枕と布団持って来る!」
熱を測ってみると38、5℃だった
見るからにきつそうだった
「ひどい熱…あまりの寒さに体調を崩してしまったのねきっと…」
「みなさん 沙姫ちゃんは任せて一旦部屋に荷物を置きに行くといいわ」
「すみません…ありがとうございます」
流斗達は奏芽に鍵をもらうと2階に向かった
『パタパタ…』
「おい!流斗!」
流斗が走り出した
「どうしたの?沙姫ちゃんの彼氏君だよね」
「沙姫を部屋に寝かせて来てもいいだろうか?そっちの方が体勢が楽だろうからさ」
「え、えぇ…そっちのほうがいいわね でも誰が…」
麻喜が言い終える前に流斗が沙姫を抱きかかえていた
「俺が運ぶ」
流斗はそのまま2階に行った
「沙姫ちゃんって幸せ者?」
奏芽が小さな声で言った
「沙姫大丈夫か?」
流斗のとても心配そうな顔…
「な…なんで泣いてるんだよ?そんなにだりーのか?」
沙姫のなかの気持ちは違った
とても申し訳なかったのだ
静かにキスを交わし沙姫は夢の中へ
『キャーー!!』
愛の叫び声だった
『キャァー』
泣きが入った叫び声…
「どうした?!」
流斗が愛に問いかけた
1階にいた人も2階に来ていた
「…あ・・れ……」
「っっ!!」
露は声も出せないほど驚いていた
それは「手」だった




