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『僕』と『先輩』の迷宮と日常  作者:
第四話 冒険者シャーロック=ロイカの休日。
29/63

休日五日目

 





 うーん、どこまでも広がる青い空、最高だなー。


 はい、大自然を満喫中の僕です。実は今、十三市にいません! 近くの養鶏場に仕入れに向かってるんだー、


「……眩しい」


 先輩と。


 なんでお出かけかといえばオーナーからの御達示です。


「ちょっと明日はごたごたしますからスノーをお供に遠出して下さい」


 と、夕べ言われたんだー、ってことでテクテクと歩いている訳ですが……、


「あの、先輩、ちょっとあの飛んでる鳥狩っても良いですか?」


 普段活躍する機会が無い、僕の弓が騒いでいるのさ!


 ……撃たせろ! と、


「……ん、ああ」


 よしっ! 許可ゲット! じゃあ……、


「お土産いっぱい落とすぞーっ!」


 やったるさ!



   *   *   *



「はあ、満足っす……」


 渡り鳥を十羽撃ち抜いてご満足の僕の弓です。


「うん、良いお土産が出来た!」


 血抜きだけしっとこう!


「……お前……十三迷宮じゃなきゃもっと稼げるのに」


 僕の腕前に感嘆しきりな先輩がボソリと呟きました。確かに、十三迷宮は狭いからねー、弓はねー、でも、


「えー、でも僕のナビ能力は十三迷宮にあってません?」


 あの、ザ、迷宮って感じのトラップ、隠し通路満載迷宮にはあってるって思うんだよね。それに、


「迷宮よりも住むところ、ですよ……清潔で安全な寝床に勝るものはありません」


 お腹いっぱい食べて、ぐっすりと眠る。これに勝る至福は無い、と思います。



   *   *   *



 養鶏場で産みたて卵をいっぱい買い、野鳥と交換で鶏肉を貰いました!


「ふふふ、やっぱりまずはプリンかなー? それとオムレツ……あ、カルボナーラもいいよね! 鶏肉はフライドチキンかなー? 参鶏湯なんてのも目新しいかも」


 うーん、レシピは無限……では無いけどいっぱいだねー。


「先輩、先輩は何が食べたいですか?」


 一人じゃなかなか決められないもんね。


「………………シュークリームとチキンスープ」


 あ、それもあった!


「ふふ、じゃあ今日のメニューはそれで……メインはフライドチキンでいいですよね」


「ああ」


 事もなげに答えくれる先輩だけど……何食べたい? に、具体例を出してくれる人って貴重だよね!


 ……何でもいいは一番困ります。





 

『シャーロックの弓』


シャーロック愛用の弓。

遠距離用と中距離用があり、迷宮には中距離用を持って行っている。


……どちらにも意思は宿っていない。

 

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