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『僕』と『先輩』の迷宮と日常  作者:
第三話 最小!最強?『221B』結成!
16/63

scene2 ギルドホール

 





「あ、先輩パーティー名どうします?」


 僕は再び装備を整え訪れたギルドホールで先輩に尋ねた。


「……適当で良いだろう」


「ですね」


 結構な軽装の先輩がどうでも良さそうなのは戻ったら直ぐに解散する予定だからです。……ああ、これも説明希望? んー、えっとね、僕と先輩は下八を目指す予定なんだけど、その為に『守護者ガーディアン』討伐が必要なのは当然だよね? で、ギルドでの依頼の受注には報酬の支払いとか出入場管理の為パーティーを組む必要があるんだ。なので名前がいるって訳さ。


「んー、じゃあ……とりあえず」


「ああ」


 あ、先輩頷いたね?


「ふふ、じゃあ決まりましたのでパーティー名は『とりあえず』で」


 ってことで『とりあえず』、に、した訳さ。ちなみに先輩は固まって、受付のお姉さんは腹筋が痛そう。周りの同業者さん達は顔を背け震えてる。ふふ、結構良い名前でしょ?


「で、代表は先輩……」


 腹筋が痛そうなお姉さんから書類の記入を求められ、まず先輩の名前を書こうとして気付いた──この人の登録名って何だろう? ってね。


 ……うん、そう、僕がシャーロック=ロイカで登録しているように冒険者の半数以上が登録名は偽名って言うか適当なんだ。基本的にギルドカードって言うのはギルド、並びに迷宮市に益があればそれでオッケーてものだからね。真っ当な場所で真っ当な両親から生まれた真っ当な子供以外真っ当な戸籍なんてものは誰も持っていないんで当然なんだけど。


 って訳で先輩に登録名を聞いたんだけど……、


「ん……ああ、そうだな……けちが付いたから変えよう……適当に付けてくれ」


 との無茶ぶりです。


「……あー、参考までに今のと、あれば過去のを教えて下さい」


 さすがにしばらく使うだろう名前を『とりあえず』とかにするのは躊躇われたので聞いたんだけど……、


「……確か今のが『炭』その前が『インク』その前が『迷子』で……」


「あ、良いです、わかりました」


 参考にならないのがね……。



   *   *   *



 ──んー、どうしようかなー。


 僕は決まらない先輩の名前を置いといてその他の項目を埋めて行きます。……よし、僕の項目は埋まった。で、後は先輩の、


「先輩、年齢ー」


「十九」


 おお! まだ十代でしたか!


「職業」


「魔法剣士」


 あ、これは聞かなくて良かった。住所オア拠点も当然聞かないで良いし……あ、


「最高到達階」


「上十六で下十四」


 ……凄い。つまり五セットの『守護者』に勝った訳だね。方向音痴が無ければもっと行けてただろうなー、残念な……ん? 僕? 僕は上十二で下九だよ? まあ『守護者』切れを狙ったからだけど、で、


「名前なー」


 未だ決まらず……うーん、


「適当で良いぞ」


 そう言われても、


「あんまり適当過ぎると僕のセンスが疑われるじゃないですかー」


 オシャレボーイシャーロックの名前が泣いちゃうもん。……ん? オシャレボーイはダサい? ……知ってる、自称じゃないよ? もちろん。


「うーん、やっぱり人間らしい名前を付けたいなー」


 先輩の特徴からだと古代の剣士? でも被るのが一番ダサいしなー……あ、


「先輩、僕の名前の対でも良いですか?」


 一時でも相棒だからね。


「ん、良いぞ、好きにしろ」


 よしっ! 許可ゲッチュ! じゃあ、


「先輩の登録名変更を、名前は──




 


 

『登録名』


シャーロックのように人間らしいものや、

ギュスノのように単なる特徴から付けられたものなど色々あるが、

受付嬢へのセクハラ名と有名人のなりすまし名は禁止。

特に前者は……、


ギルドホールには秘密の小部屋があります。


 


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