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神々の物語  作者: 神崎美柚
終わり
9/9

誰かさんの懺悔

 それでは、これにて。


──え? 私、ですか?


ふふっ、誰でしょうねえ。


まあ、誰かさんの生まれ変わり、とでもしておきますか。


それにしても神々のおふざけはとても見物でしたよ。


なぜ、彼以外あまり口にしないのでしょうか。


私は、それほど嫌われ者だったのでしょうか。


……少しだけ懺悔をさせてください。


私は、大好きだった人をふりほどき、権力にしがみつきました。


本当に愚かで、醜い人、それが私でした。


結局私は権力にもふりはらわれ、死ぬこととなりました。


──ごめんなさい


ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい……


私を愛してくれたあなたに会いたい


私を覚えているあなたに会いたい


──プライ、大好き

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