表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

白猿さんと子狸くんのお茶会

鬼がでるか蛇がでるか

未来の予測が難しい例えで『鬼がでるか蛇がでるか』という言葉があります。

季節に応じたイラストを描く人は、今年は1月に干支のヘビの絵を出して、2月には節分の鬼の絵を出す人もいるかも?


 その森の中には梅に木があり、ピンク色の花を咲かせていた。

白いおサルさんと小さなタヌキくんがマスに入ったマメを食べていた。


挿絵(By みてみん)

「んとね。白猿さん。二月の節分では豆をまくよね。こんなので鬼さんをやっつけられるのかな」


挿絵(By みてみん)

「そうだな。子狸くん。もともとは邪気や(やく)を払うものだったんだ。フィクション作品では怪物の鬼にダメージを与える設定もののあるけどね」


挿絵(By みてみん)

「そうだったんだ。だとするとなぜこの時期に豆をまくの?」


挿絵(By みてみん)

「節分は文字通り季節を分けるもので、本来は春夏秋冬の四回ある。でも現在は二月以外はあまり話題にならないな。二月の節分は旧暦のおおみそかだ。この日に厄払いをして新年を迎えるだけだ。地域によっては豆まき以外のイベントもあるぜ」


挿絵(By みてみん)

「節分のイベントって豆まき以外にもあったけ?」


挿絵(By みてみん)

「太巻きの切らずに丸かじりする恵方巻。もともとは地方だけの風習だったのが、最近は全国でも実施されるのが増えているな。玄関先にヒイラギの木を立てて、イワシの頭を飾る風習もあるぜ」


挿絵(By みてみん)

「イワシって変なの。これも何かのおまじないかな?」


挿絵(By みてみん)

「ヒイラギの葉のトゲと、イワシを焼く時の煙で悪霊を払う意味がある。(いわし)の字は、鬼に似た魚へんに弱いと書いて、鬼を弱体化させる意味がある。地域によってはニンニクやラッキョウなどの臭いの強いものを一緒に飾るところもあるぜ」


挿絵(By みてみん)

「いろいろな意味があったんだね。そういえば福豆は歳の数だけ食べるんだね」


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)

「そうそう。豆を歳の数だけ食べると厄払いになる。生まれた日から一歳になる数え歳でカウントするから、満年齢には一を足すことになるぜ。これがほんとの豆知識だな」


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
子狸くんが「えいやっ」って豆まくの可愛いだろうなぁ(◍´ᯅ`◍) 節分の風習、豆をまくってのしか知らなかったです。 そして、北海道に住んでいたワシは豆まきの豆は落花生が定番で、大豆を使う習慣がないこ…
 恵方巻きに関しては商売繁盛に起こしたものだけに商魂が出過ぎている感は否めませんが、葉のトゲや臭いに煙を厄祓いとする習わしは他国の魔除けと同じだからと、陰陽道に見る安倍晴明に紐解け、(⌐■-■)ゞ豆を…
なるほど、節分の時期だけあって「豆知識」ですか。 これは確かにお見事ですね。 鬼が出るか蛇が出るか。 鬼と蛇という組み合わせは、令和の現代ですと某鬼滅の登場人物を思い出す方もいそうですね。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ