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冒険者パーティーにサキュバスは必要ですか?  作者: 黒雪(くらゆき)
イヤメテの町
45/47

45「凄まじきお仕置き(いつものやつ)…!!」の巻

「やっ…やめてぇ!!お願いぃ!!いい子になゆぅ!!いい子になゆからぁ!!」


 屈強そうな男達の野太くて哀れな声が、夜の繁華街の路地裏の暗闇の中から響いてくる。先程酒場の前でサクラに絡んでいた男達の声だ。

 男達の声に続いて、暗闇の中からサクラの声も響いてきた。


「……あぁん!?アタシに『あんだけ』しといて、自分達(じぶんら)満足(ハッシャ)したら『ハイさよなら!』ってか!?(あっめ)ーんだよタァコ!!アタシの『イキリ立ったコレ』、どーしてくれんだッ!?」


 酒が脳のいかん所に入ったままで狂気さえ帯びるサクラの声。話し声の途中で『ゴブリ…ゴブリ…』という瓶から直接酒を飲む音が路地裏の暗闇の中から響いてくる。


「……()ぁ、そんな『太い』の()れられたら…」


 野太くも消え入りそうな男達の声。

 闇の中から、『…ガシャ!』という旧式の魔弾連装杖のミスリル製レバーを引く軽い音が響き渡る。


「……早く『やれ』。アタシの杖の引き金は軽い。非常(ヒッジョー)に軽い」


 男達に凄むサクラの声。すすり泣く屈強な男達の声。


「……分かった。言われた通りにする。だが、『俺だけ』にしろ!手下達には手を出さないでくれ!!」


 路地裏の闇の中で、首領が強い声でサクラに言った。自分達の首領の侠気にどよめく手下の男達。


「……ほぉう『おまえ』がアタシの相手してくれる訳だ。……『一人』で!?」


 ジュルリ、といやらしい舌舐めずりの音を路地裏の暗闇に響かせるサクラ(人の心無い歴400年)。


「……仕方ねえなあ。おまえの侠気(オトコギ)に免じて、手下共には手は出さないでやるよ。ただし!……『分かってる』よなぁ?」

 

 首領に確認するサクラの声。黙って頷く首領の影。

 泣きながら、ア…アニキぃ!と首領に呼びかける手下達の悲痛な声。


「……もし、オレが戻らなかったとしても、おまえらだけでも旅を続けろよ。オレの『ママ』に宜しく伝えといてくれ……」


 そう言って最後に一度だけ仲間達に微笑んだ首領は、首根っこをサクラに鷲掴まれたまま最寄りのモーテル『やりまくり会館』まで引き摺られて行った。





 続く…

好きなお仕置きは『爆発したあとアフロになるやつ』です。

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