45「凄まじきお仕置き(いつものやつ)…!!」の巻
「やっ…やめてぇ!!お願いぃ!!いい子になゆぅ!!いい子になゆからぁ!!」
屈強そうな男達の野太くて哀れな声が、夜の繁華街の路地裏の暗闇の中から響いてくる。先程酒場の前でサクラに絡んでいた男達の声だ。
男達の声に続いて、暗闇の中からサクラの声も響いてきた。
「……あぁん!?アタシに『あんだけ』しといて、自分達が満足したら『ハイさよなら!』ってか!?甘ーんだよタァコ!!アタシの『イキリ立ったコレ』、どーしてくれんだッ!?」
酒が脳のいかん所に入ったままで狂気さえ帯びるサクラの声。話し声の途中で『ゴブリ…ゴブリ…』という瓶から直接酒を飲む音が路地裏の暗闇の中から響いてくる。
「……嫌ぁ、そんな『太い』の挿れられたら…」
野太くも消え入りそうな男達の声。
闇の中から、『…ガシャ!』という旧式の魔弾連装杖のミスリル製レバーを引く軽い音が響き渡る。
「……早く『やれ』。アタシの杖の引き金は軽い。非常に軽い」
男達に凄むサクラの声。すすり泣く屈強な男達の声。
「……分かった。言われた通りにする。だが、『俺だけ』にしろ!手下達には手を出さないでくれ!!」
路地裏の闇の中で、首領が強い声でサクラに言った。自分達の首領の侠気にどよめく手下の男達。
「……ほぉう『おまえ』がアタシの相手してくれる訳だ。……『一人』で!?」
ジュルリ、といやらしい舌舐めずりの音を路地裏の暗闇に響かせるサクラ(人の心無い歴400年)。
「……仕方ねえなあ。おまえの侠気に免じて、手下共には手は出さないでやるよ。ただし!……『分かってる』よなぁ?」
首領に確認するサクラの声。黙って頷く首領の影。
泣きながら、ア…アニキぃ!と首領に呼びかける手下達の悲痛な声。
「……もし、オレが戻らなかったとしても、おまえらだけでも旅を続けろよ。オレの『ママ』に宜しく伝えといてくれ……」
そう言って最後に一度だけ仲間達に微笑んだ首領は、首根っこをサクラに鷲掴まれたまま最寄りのモーテル『やりまくり会館』まで引き摺られて行った。
続く…
好きなお仕置きは『爆発したあとアフロになるやつ』です。




