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冒険者パーティーにサキュバスは必要ですか?  作者: 黒雪(くらゆき)
クッコロ洞窟の冒険者
19/47

19「フラグ」の巻

「薬草はとっても役に立つんだぞ!ダンジョンの中で見つけたら必ず採取しておいた方がいいぞ!」


 潤んだ瞳でわざとらしく元気に振る舞う女戦士(健気)。そして、女戦士のカラ元気を熱い目で観察し、舌舐めずりしながら見つめるサキュバス(鬼畜)。


「そんな無理しなくてもいいよっ。スライムに獣○された直後にさっ」

 

 笑顔で女戦士の真新しい傷口に塩を塗る女魔術師(鬼畜2)。


「…おまえら、いい加減にしろ」


 オレは、この冒険者パーティー『カフェラテ・モブ』のリーダーとしても、女戦士の幼なじみとしても、ケジメのない二人の仲間に対して警告する。


「…でも、さっきはカフェルちゃんも迂闊だったと思うわ」


 真剣な表情で自分の意見を言うサクラ。この中では一番年上で経験豊富な彼女の真剣な表情に、少しオレは気圧される。


「な、なんでだよ…。かわいそうだろ!」


 オレは女戦士を庇う。

 しかし、サクラもラッテも真剣な表情である。


「…毎回真っ先に前衛戦士がやられてしまうような体たらくで、パーティーの『盾』として務まるかしらっ?」


 ラッテが冷静な表情でサクラの肩を持つ。

 こいつホント容赦ねえな。


「け、けど…」


 なおも言い募ろうとしたオレを、女戦士が片手で制する。


「二人の言う通りだ。前衛が真っ先にやられていては、パーティーの盾として失格だ…」


 女戦士は顔を伏せ、力なく言う。いつも元気な女戦士が、こんな顔するなんて…


「そんな…」


 オレは、こいつを『盾』なんて思ったことは一度もない。大切な仲間だからだ。しかし、それを言うことはカフェルの『戦士』としての矜持を疵付けることになってしまう。


「…今度から、わたしが自分の不注意で襲われていても、おまえ達は構わず先に行ってくれ。決して、わたしを足手まといにしないでくれ。…約束だ」




 続く…

好きなフラグは『もうすぐ子供が生まれる刑事』です。

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