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少女は異世界ゲームで名を揚げる。~ギルド『放課後クラブ』はエンジョイプレイを満喫するようです~  作者: ゆめみじ18
第4章「フラワーガーデン」西暦2034年7月1日

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第92話「VS黒の騎士ブロード2」

 闘技場内には人はまばら、こんな始まりの街でのデュエルなんて日常茶飯事でレベルも低い人しか集まって来ない。しかも装備は初期装備、誰の注目も集まらない。ひと払いをするまでもなく人が居なかった。

 丁度サキのメンバーも一時解散して自由行動だったので、サキの知り合いは誰も居ない状態だった。

「ルールは私に合わせてもらっていいかしら」

「構わないぞ、俺的にもそっちの方がやりやすい」

「じゃあ、全部初期装備で片手剣一本。空を飛ぶのもなし。システム外スキルもなしで」

「システム外スキルを使う事前提なのな」

「問題になるよりかは良いでしょ?」

「そりゃあな……」

 相手の土俵に立って戦うのはあまりにも不利だと感じた。未知の領域が多すぎる。フィールドはアウェイだが、ルールならこちらの土俵に持って来れる。肩慣らしをして準備運動をする。サキは思う、相手はVRゲームの頂点みいたいな存在だ。能力的に最強なわけでもなく、最強の装備を持っているわけでもなく、技術的に最強なわけでもない。こと【VRゲームでは】彼の右に出る者は居ない。そういう意味だ。半端もので、のほほんと【放課後クラブ】なんてゆるいギルドを作ったギルドマスター。万に一つも勝てる可能性なんて……ゼロだ。だからと言って降参して逃げて良い相手でもない、まるで鏡が語り掛けてくるような。そんな【業】の塊だった、プライドともちょっと違うことは理解している。

「レベルを私の所まで落としてもらっても良いかな?」

 あまりにもレベル差があり過ぎるのはなんとなくわかる。なるべく条件をこちら側にして合わせる。

「構わない、むしろ君とサシで戦えるなんて。光栄だよ」

「……どういう意味かな? 喜んでいいのそれ?」 

「キミの戦法は前のイベントで知っている、でもキミは俺の戦法を知らない……不公平だろ? だから【同じレベルで戦える】のが光栄ってことさ」

 願ってもない話だった。ちょっとサキにとってはムッとする内容だけれど、【最強ではないエンジョイプレイヤー】ならそう思われても仕方のない事だった。

 そして準備を終える。サキは声を高らかに気合を入れて叫ぶ。

「先に言っておくよ……。最終決戦のつもりで行くよ!」

 それは時と場所を問わない咆哮だった。

「最初に言うのは負けフラグだと思うぞ?」 

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名を上げる。ボカロBGM:最終決戦~ファイナルバトル~
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