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少女は異世界ゲームで名を揚げる。~ギルド『放課後クラブ』はエンジョイプレイを満喫するようです~  作者: ゆめみじ18
第3章「豪華客船ミルヴォワール」西暦2034年6月21日

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第87話「防衛戦~軍勢の実力~」

『豪華客船ミルヴォワール、第三階層中央部に陰陽班配置完了!』

『第2階層、南東。賢術班配置完了!』

『第2階層、南西。精神班配置完了!』

『第2階層、北東。未覚班配置完了!』

『第2階層、北西。強化班配置完了! バイタル様は第三階層北で敵大将と交戦中!』

 陰陽班リーダーチェンは無線で号令をかける。

「まずは飛んでいるゾンビ達を落とす! 精神班バレッサ! 光魔法を全範囲に展開すことを許可する!」

 バレッサは嬉々としてこれを受け入れる。

「オッケーいくよー! 猫神様の裁きを食らうんだニャン! ホーリージャッジメント!」

 瞬間、バカでかい猫型の光の十字かが。全方位に無差別に振り下ろされる。その方位陣にある全てのゾンビ達は翼を落とされ、海の中に沈んでいった。

 だが、ゾンビ達がやられたのもつかの間。新しい走るゾンビ達が陣形の囲いの外から猛スピードでやって来る。

『こちら南東、視界良好! デブリポイズン・ギドラドラゴンを目視で確認!』

『同じく南西、目視で確認!』

『同じく北東、目視で確認!』

『同じく北西、目視で確認!』

『第1階層、最高Cランクギルドの援軍。東のドラゴンはHPが半分になり第二形態へ移行したもよう!』

『第1階層、最高Bランクギルドのプレイヤー達。西のドラゴンはHP4分の1まで減少!』

 陰陽班リーダーチェンは再び無線で号令をかける。

「第二階層のドラゴン達はHP満タンだ! そっちを叩く! ラフティーヌ、バレッサ、バハムート。そしてボクは今から極大魔法を発射する。一撃で決める、総員衝撃に備えよ!」

『サーイエッサー!』

「賢術班ラフティーヌ、極大魔法準備完了!」

「精神班バレッサ、極大魔法準備完了!」

「未覚班バハムート、極大魔法準備完了!」

「陰陽班チェン、極大魔法準備完了! 3・2・1……今!」

 瞬間――怒号。全てを破壊する大砲の塊はデブリポイズン・ギドラドラゴン4体を一撃のもとに粉砕する。予告通り1撃で沈めて海の餌となった。

「「「「キシャアアアア!」」」」

『こちら南東、目視でHP全損確認! クリア!』

『こちら南西、目視でHP全損確認! クリア!』

『こちら北東、目視でHP全損確認! クリア!』

『こちら北西、目視でHP全損確認! クリア!』

 それと同時に。

『第1階層。東のドラゴン、目視でHP全損確認! クリア!』

『第1階層。西のドラゴン、目視でHP全損確認! クリア!』

 陰陽班リーダーチェンは無線で号令をかける。

「よし、あとは第3階層に居るバイタルに任せて。接近する走るゾンビ達を迎撃する。総員、八方に別れて防衛しろ! 時間稼ぎだ!」

『サーイエッサー!』

 指揮官チェンは緊張感を解き、胸を撫でおろす。そして空に向けてひと言。

「あとはお前たちしだいだぞ、バイタル」

『あぁ、聞こえている。すまないが私のわがままに付き合ってくれ』

 チェンは呆れたように言う

「そう言う事なら、了解だ。全隊! 制限時間まで守り抜け!」

『サーイエッサー!』

 あとはただただ第1階層で銃弾を海からやって来る、走るゾンビ達に向けて浴びせ続けるのであった。

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