表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
少女は異世界ゲームで名を揚げる。~ギルド『放課後クラブ』はエンジョイプレイを満喫するようです~  作者: ゆめみじ18
第3章「豪華客船ミルヴォワール」西暦2034年6月21日

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

86/789

第80話「防衛戦~サイクロン~」

 デブリポイズン・ギドラドラゴンの手前で。スズとリスクにサキは合流した。リスクが「連係行くぞ!」と叫ぶ。女子二人は「「おーけー!」」と声を合わせる。

 リスクが空気を圧縮させる。

「ビックバンバースト! 次! リセット!」

 魔法障壁で防がれて届かないが、スズが月の光を吸収し放つ閃光。

「月閃! 次! リセット!」

 負けじとサキの多属性剣劇の連続技が乱舞する。

「森羅万象の円舞わるつ! トドメだぁあー!」

 バギン! と魔法障壁の割れる音がした、魔法障壁は自然回復するので今が攻撃時である。と、そこにロケットランチャー。≪機動戦機ノア≫のサブマシンガンが火を吹く。

「おーいサキ! 俺を忘れてもらっちゃ困るなー!」

「ギュウオオオオオオオオオオ!」

「エンペラー! 忘れてた!」

「えー!?」

「だって今の今まで喋らなかったからさー!」

 エンペラーはサキと同じギルド『放課後クラブ』のメンバー、仲間である。

 と、そこで反感を買ったのか。ギドラドラゴンはゾンビ達を風で巻き上げて【ゾンビサイクロン】を作る。

 サキは何処からツッコめば良いのか解らなかった。

「シャーク・トルネードもビックリだよ!?」

 その【ゾンビサイクロン】は巻き上げるだけではなくまるでゾンビをマシンガンのようにズドドドド! と乱射して豪華客船を打ち落とそうとしてきた。防御と攻撃が一体となった【ゾンビサイクロン】である。

「気にすんな飛び込め―! あー飛ばされるー!」

「バカー!」

「フォトンブレードで斬っても霧がないぞ!」

「天候を味方にしたのね! いや天候がゾンビ?」

 海は一面走るゾンビ一色。風で巻きあがるゾンビ、雨落ちるゾンビ。マシンガンゾンビ。滅茶苦茶である。豪華客船の方はまたもや大量のゾンビで埋め尽くされた。甲板もゾンビだらけである。それを冒険者達は迎え撃つ。

 サキが苦笑を浮かべて誰に言うでもなく大声で怒鳴る。

「こ、こりゃあ時の都『京』が苦戦するわけね!」

 エンペラーがロボットの中からメニュー画面でサキに付け足しする。

「ボスキャラもパワーアップしてるがな! ついでに俺達プレイヤーもパワーアップしてるぜー! 行くぞ! 機動戦機隊前へぇー!」

 どこのだれか知らない冒険者達が「おぉー!」とロボットに乗って、マシンガンを連射しながら特攻を始めた。その数8機。

「ファイアー!」

「吹き飛べ―!」

「だらっしゃー!」

 ズドンバコンドカン! とミサイルの嵐が舞い散る。だが【ゾンビサイクロン】の風を突破できなかった、否。破壊しても再生してくる。

「これじゃ霧が無いわね! よっしゃ【雷速鼠動らいそくちゅんどう】!」

 雷そのものなったサキは遠雷のごとく【ゾンビサイクロン】をくぐりぬけ。

「よう!」

 とデブリポイズン・ギドラドラゴンの顔面正面で話しかける。

「ギュウオオオオオオオオオオ!」

 何故か話が通じた。何を言ってるか解らないがこのモンスターは喜怒哀楽で言うと、喜の声色を放っていた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
・よければブックマーク、評価、感想などよろしくお願いします!
・こちらも観ていって下さるとありがたいです。
名を上げる。ボカロBGM:最終決戦~ファイナルバトル~
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ