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少女は異世界ゲームで名を揚げる。~ギルド『放課後クラブ』はエンジョイプレイを満喫するようです~  作者: ゆめみじ18
第3章「豪華客船ミルヴォワール」西暦2034年6月21日

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第79話「防衛戦~鷹の目~」

 ズドン! とギドラドラゴンの咆哮を受けて、豪華客船の方まで戻されるサキ。「くっ……!」と、よろめいた体制を立て直す。

 サキは周りのギルドを見る限り、思っているほど皆冷静沈着で。ちゃんと連携が取れているように見えた。知らない人たちだけど。少なくともサキにはそう見えた。これも先駆者達の功績あっての道筋なのかなぁとか感傷に浸ることが出来るくらいには余裕があった。

 そんな事を考えていたらゾンビが襲ってきた。サキはネオ・フェザーソードを構え直す。

「1回転!」

 それは小説で言うとプロットやシナリオのような土台だった。

「2回転!」

 それは漫画のネームのような設計図だった。

「3回転!」

 それは漫画の完成。ジ・エンドだった。

「グオアアアアアア!」

 ゾンビはポリゴン片となって爆散した。するとピロリンとアイテムがドロップした、こんな【混沌入り乱れる戦場】で呑気にドロップ品を漁るのも気が引けるが。出てしまったのだから手に入れるのが筋ってもんだよね、てことで手に入れた。


【鷹の目】

 種類:アイテム

 効果:鷹を出現させて上空を浮遊し、その鷹の目が観ている視界を見ることが出来る。なお視覚と聴覚も盗用出来る。視界をジャックしている時には両眼をつぶり、プレイヤー本人は動けない。


「……、どっかのホラーゲームで観たことあるんですけど。どっちかというと変化形のアイテムね」

 ジェットブーツで第2階層の安全な所を発見して、早速使ってみようという事になった。

「鷹の目、起動!」

「ピュアー!」

 1匹の鷹は空高く舞い上がり、上空を見下しながら映し出す。流石にゾンビは走ってるだけで世話しないが、プレイヤーも己の事に必死なのは伝わってくる。

 視界は良好、鷹の目は広いには広いのだが動物の域を出ない事だけは解る。まぁ、【知らない人たちのことは置いておいて】知ってる人たちを探してみよう。幸いフレンド登録した人達は位置がわかる、もっとも平面的な画面で鷹の目のように現実リアルではないが。


◆オーバーリミッツ

 ゾンビに対して螺旋弾を容赦なくぶっ放してる、なにそれ怖い。

◆リスク

 ボスまっしぐらに突進してる、相変わらずだなと思った。

◆マリー

 絵を描く時間がなくて足手まといになってる、でも知らない冒険者さん達が助けに入ってるようなのでほっと一安心という感じだ。

◆湘南桃花

 アチョー! て感じでカンフーやってる。毒状態になってるけど何故か回復しているように見える……?


「こんな所か。わお、超便利! 動けなくなるのが盲点だけど……」

 こんな広い戦場になるとは思ってなかったサキだが、ゲーム画面はもはや誰が誰だか解らないような点々が一杯状態だったので。3次元の立体視点はありがたかった。

 というわけで、第1階層にジャンプする。ゾンビ達が舞い降りてきたサキを刮目する。

「鷹の目ちゃんは上空で待機ね! さぁ戦闘続行よー!」

「ピュアー!」

 戦場に再び剣騎が舞い降りてゾンビを切り裂いて走り抜いた。目指すはボス、デブリポイズン・ギドラドラゴンの所へである。

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名を上げる。ボカロBGM:最終決戦~ファイナルバトル~
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