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少女は異世界ゲームで名を揚げる。~ギルド『放課後クラブ』はエンジョイプレイを満喫するようです~  作者: ゆめみじ18
第3章「豪華客船ミルヴォワール」西暦2034年6月21日

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第75話「海底ダンジョン4」

 咲は大きくハイジャンプしたあと、自由落下中に深呼吸をする。「すう、はぁ……」とブレスをする。そして……。

「【雷速鼠動らいそくちゅんどう】!」

 疾風迅雷のごとき落雷で、新海刀龍王ネオ・カジキマグロドゴンをブッ刺す。

「ギシャアアアアアアアア!」

「決まった! これまた見事に決まった!」

 忘却された記憶が蘇ってくるように咲の心技体は冴え渡っていた。大成功である。ネオ・カジキは何か震えながら口が動く。

「ワ……ダシノ……」

「ん?」

「ワタシノセカイダー! ワタシノモノダー!」

「キャー喋ったー! と! びっくりしたけど……」

「ワタシノセカイヲトルナー!」

 咲にはネオ・カジキの気持ちが何故か理解出来た。理解出来て、剣をだらんとさせる。そして【何かわからない感情】を抱きながら決意する。だがネオ・カジキの殺意が迫る。

「シネェー!」

 王刀ネオ・カジキの刃が咲を襲う、それを【軽量版ミラーシールド】で受け止める。

「返り討ちよ! お前は私の血肉となれ!」

 ガキン! と海の王の刀は弾かれ反射された。咲はその場のノリで必殺技を思い浮かべて実行した。【雷速鼠動らいそくちゅんどう】の雷をフェザーソードに一点集中させる。

 その大きなモーションを助けるかのように、他の参加メンバー達がフォローしてくれてた。

「安らかに眠れ! 必ぁ殺っつ! 超天元突破! メガァ! 巨・神・殺・し!」

 それは巨大な雷の斧だった。

 ズガドーン! とまるで大きな花火でも鳴ったかのような地鳴りと振動と爆発音が鳴り響いた。そして新海刀龍王ネオ・カジキマグロドゴンは動かなくなった。パンパカパーンとゲーム的なデジタル音が鳴り。画面が表示される。


【クエストクリア――!】

「「「「うおおおおおおおお!」」」」

 まさにチーム一丸となって手に入れた勝利だった。天上院姫ことヒメが駆け寄る。

「おめでとう咲! これで次のステージへ行けるな!」

「へ? 次のステージ?」

「あいや、こっちの話。とにかくこいつを解体して武器素材と食料をゲットしよう! もう船が行ってしまうぞ!」

「そうだった! これ駅弁形式だった!?」

 参加したギルドメンバーたちは、急いでネオ・カジキの鼻を折って武器を手に入れ。マグロ肉を入手する。

 そして速攻で船に戻ってモンスターを料理して、マグロパーティで祝杯をあげるのだった。


 その後、咲はその刀を素材として使って。

 【ネオ・フェザーソード】に改造してもらい、手に入れた。

「新しい武器! ゲットだぜ!」


 ゲーム名:サキ

 装備1:ネオ・フェザーソード

 装備2:流星のコート

 装備3:幻聖剣物語の小説

 装備4:フェイのネックレス【改+3】

 装備5:風の精霊ヒルドの手袋【改+1】

 装備6:ジェットブーツ

 装備7:軽量版ミラーシールド

 装備8:灼眼のシャナンの小説

 アイテム:マグロ肉


 中々に冒険者らしくなってきた。

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名を上げる。ボカロBGM:最終決戦~ファイナルバトル~
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