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少女は異世界ゲームで名を揚げる。~ギルド『放課後クラブ』はエンジョイプレイを満喫するようです~  作者: ゆめみじ18
EX第10章「四獣王ジゲンドン討伐攻略戦」西暦2037年11月10日

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番外編66「桃花の本格的な治療②」

 ある日の放課後……。


「〈時を調律する心臓(リカバリーハート)〉を起動してから5時間しか眠れない?」


「うん、何か根本的に設定ミスなのかな? 確かに5時間寝て回復はするんだけど8時間睡眠じゃないから、いっつも寝不足なの」

 天上院姫と湘南桃花の会話はいつもの場外乱闘だった。

 場外乱闘が常習化しているのは良くないが、こっちは緊急性が高かったのでしょうがないのだ。

「ちなみに何時から何時?」

「22時から3時の5時間だね~自然に起きるの……」

 なるほど、午前零時前にはちゃんと寝てるが、起きるのが早くなってる状況か……。


「たぶんそれだと、時間と空間に体内時計が引っ張られてるんだろうな、動画の」

 設定上、〈回復トリガーの設定可能。〈睡眠後昼間の12時までに〉徐々に全回復など条件設定可能に。〉と設定されていた。


「だから……、8時間就寝しないと100%回復しないってカスタマイズしないと寝れないんだろうな。具体的には、就寝後1時間で12.5%、世界の存在の力が回復しする。みたいな、これなら8時間で100%だ」

 だから回復トリガーの設定はこうだ。この場合午前零時も昼間の12時も関係ない。


〈回復トリガーは。就寝後1時間で12.5%存在の力が自然回復する、つまり8時間睡眠しないと100%存在の力は回復しない。回復内容は存在の力、復元の力、体力・精神力、経済力、その他もろもろだ。射程範囲は世界全体〉


「こうすれば、8時間睡眠を最優先とし、時間と空間も100%回復するみたいな感じ。5時間睡眠なら62.5%の回復だな。ちゃんと寝ないと100%回復しない、と設定すれば普通は8時間寝れるだろ」


「これでちゃんと寝れるかなあ~?」

「このルールだとちゃんと寝かさないと困るのは世界の方だから、桃花のせいじゃない……まあ1個人の運命共同体なのは変わりないが……もうちょいいじくるか」

 

 いじくるのは桃花というより、双矢鏡の構造上の設計だ。

 桃花は作者と重ねて被ってるという裏設定と時計の件、そして鏡の件で桃花が2人居れ、互いを修正し合うことで自身をメンテナンス出来る関係性。


「とりあえず、こっち側が62.5%就寝できたら、あっち側も62.5%回復する。って設定でいいよな? 大事なのは8時間睡眠だから」

 間違って、こっちが50%しか寝れなかったからこっちで50%寝たことにする、だと話がややこしい体。

 てわけでカスタマイズしていじくった設定がこちら。


 まとめると、カスタマイズはこうなる。


 〈時を調律する心臓(リカバリーハート)〉現在の設定。

 〈回復トリガーは。就寝後1時間で12.5%存在の力が自然回復する、つまり8時間睡眠しないと100%存在の力は回復しない。回復内容は存在の力、復元の力、体力・精神力、経済力、その他もろもろだ。射程範囲は世界全体〉


 〈この件は双矢鏡と連動しており、こっち側で8時間寝たらあっち側でも8時間寝たことになる、寝不足だと互いに寝不足になり、双方100%回復しない〉


「よし、これで動かしてみよう」

 言って、姫は桃花の時計の針を動かし始めた。

「あの、再三言うけど私は機械じゃないからね?」

「わかってるって」


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