表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
少女は異世界ゲームで名を揚げる。~ギルド『放課後クラブ』はエンジョイプレイを満喫するようです~  作者: ゆめみじ18
第3章「豪華客船ミルヴォワール」西暦2034年6月21日

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

77/789

第74話「海底ダンジョン3」

「サキ! そのままちょっとでも良いから突き刺せ! 電撃が通るかもしれん!」

 咲は、なるほど! と思って味方の電撃ビリビリを纏いながら。構わずフェザーソードを突き刺した。まるでマスターソードを地面に突き刺し治して子供時代に戻るように。姫は続ける。

「そのまま雷速鼠動らいそくちゅんどうを使えー! 効率が良くなるぞー!」

「おお! そりゃ良いねえ! よっしゃー!」

 咲は雷速鼠動を身に纏い、周りの電粒子を一身に集め。フェザーソードの剣先に力を込める。

 ピカシュン! とレールガンでも撃ったかのような。雷鳴が轟いた。

 それを観ていた冒険者達は、見様見真似で雷速鼠動系統の技を発動し。咲の加勢に入る。全体として、新海刀龍王ネオ・カジキマグロドゴンを倒そうとする手際がよく進み、効率が上がった。

 効率とは費用対効果の比率であり。

 この場合咲の労力に対して得られる結果。すなわちネオ・カジキのHPが大きく減り勝利へと近づいた事を指す。

 余談だが。効率化の対義語はおもてなし、らしい。

 それらを理解した上で、冒険者のメンバーは柔軟に歩を進んで駆け上がる。

「おわっと!」

 馬乗りになっていた咲は地面に落ちる、そして間髪入れずにネオ・カジキの剣閃が孤を描いた。

 咲は扱いやすく効率化した軽量版ミラーシールドを盾にガキン! と音が鳴る。ミラーシールドの中に水の波紋のような衝撃波が波を打ったと感じ耐える咲。その後ピキイン! とネオ・カジキは反動により反射に成功し、敵モンスターは後ろへよろめく、どころか。そのまま後ろへ重い体が倒れた。

「やった! 軽量版のミラーシールドでもちゃんと弾けた!」

 やっぱりあの人が特別だったんだと実感出来た瞬間であった。

 あの人とは太陽のオーバーリミッツの事である、螺旋弾の威力は不思議な未知の力で。咲には理解出来ない、というか全容を掴めないでいた。

 そんな中での防御成功である。咲としてはこの上なく嬉しい出来事だった。

 ラッキーとばかりにネオ・カジキをズッパズッパと手際よく攻撃する咲、今度はマウントポジションを取った形だ。

 そんなことをしていたら、咲へのヘイト値がグングン鰻登りに上がってゆく、起き上がったネオ・カジキは吠える、咲に。そりゃもう咲しか観てない顔で「私プッツン切れました」と言わんばかりに赤い流転状態の体を振るわせていた。

「ひえええー!」

 自業自得とはいえ、フェザーソードと改良版ミラーシールドの軽さも相まってジャンプ力だけは高い咲は。兎に角ハイジャンプしてとりあえず上に、飛行能力には負けるが上空に逃げたというか避けた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
・よければブックマーク、評価、感想などよろしくお願いします!
・こちらも観ていって下さるとありがたいです。
名を上げる。ボカロBGM:最終決戦~ファイナルバトル~
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ