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少女は異世界ゲームで名を揚げる。~ギルド『放課後クラブ』はエンジョイプレイを満喫するようです~  作者: ゆめみじ18
第3章「豪華客船ミルヴォワール」西暦2034年6月21日

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第73話「海底ダンジョン2」

「ギシャアアアアアアアア!」

「いきなりデタアぁー!」

 咲が、新海刀龍王 ネオ・カジキマグロドゴンを観たときの第1声がそれであった。大きさは豪華客船ミルヴォワールの4分の1ほどのデカさ、結構デカい。体型は恐竜の姿形とほぼ同じ。手が小さくて、強靱な足と顎とプラスアルファでメインウエポンの鼻刀がある。上方に不格好にデカい。誤解を恐れず言えば、スーパーマンみたいな体型と言えばいいのだろう。

 フィールドは海底洞窟に池のような海水洞窟が、血管のように張り巡らされている。海水なので塩っぽい。

 そのネオ・カジキが一声かけると、周りから魚達が集まってきて。食べてくださいと言わんばかりにはねた。否、食卓に並んだ。 

 それらをネオ・カジキはバリムシャゴクウンと喰らい。平らげると、ドクンドクンと流転する皮膚と鼻刀の強度が増す。

「長期戦は不利だ! 一気に型をつけるぞ!」

「おお!」

「電撃隊前へ!」

 ドドドドと合戦が始まった。人数的には多くても、明らかに不利な戦が始まる。

 ネオ・カジキは電撃を食らいながら。硬度を上げた鼻刀を重く遠心力をつけて、横一閃に振り抜くと。波動砲撃のような斬撃が飛ぶ。

 おわああ! とプレイヤー10人ほどが巻き込まれて防具が粉々に砕け散った。ヒビ割れたのではない、修復できないほど粉々に散った。

「ちょっと待てー! これ次食らった一撃エンドのロードでリターン!」

 戦闘特有の単略化された文字数で、他プレイヤーに「私は一端離脱します」と言いつつ洞窟を逆走、元来た道へ帰った。

「んじゃ次は私が行きますかー!」

 咲の初陣が始まる、ダッシュしてそのままホップステップジャンプ。釘でも打ち込むかのごとく、全体重をかけて刺し込む。

 ガキン。と鈍い音がする、ネオ・カジキの皮膚を貫通してくれない。

「え、もう硬い?」

 途端に地震、ネオ・カジキの後ろから津波が押し寄せてきた。冒険者達は津波に太股まで海につかり足を取られて動けなくなる。その中を悠々自適に強靱な足腰で練り歩くネオ・カジキ。カジキは冒険者1人に噛みつき、そのまま壁際まで投げ飛ばす。ちなみに咲は上手く着地も出来ずにその海流で流された。流された海流はそのまま血脈のように駆けめぐり、咲が脱出に成功した時にはネオ・カジキの真上だった。

「おわっと! まあいいやおりゃあー!」

 咲はネオ・カジキに馬乗りになり、ある意味マウントポジションを取れたのでラッキー、とか想いながら攻撃するが。硬くて全然体力が減ってくれない。

「こんにゃろーこんにゃろーこんにゃろー! アバババババ!」

 馬乗りになってるのに、他の冒険者隊の電撃攻撃でビリビリにされた咲であった。 

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