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少女は異世界ゲームで名を揚げる。~ギルド『放課後クラブ』はエンジョイプレイを満喫するようです~  作者: ゆめみじ18
EX第10章「四獣王ジゲンドン討伐攻略戦」西暦2037年11月10日

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第713話「結・6線時間軸まとめ」

 名前◇6線時間軸

 希少◇SR

 分類◇6線時間軸

 解説◇今現在歴、最古来歴、最未来歴、亜空間歴、極神速歴、虚裏闇暦の総称。それぞれの時間軸に陰陽五行論は存在しているが、全部まとめて多想世界、アース018の中である。


 名前◇今現在歴(いまげんざいれき)

 希少◇SR

 分類◇6線時間軸_今現在歴_鏡写しの現実世界

 解説◇難易度普通。危険度普通。安全性普通。可逆性。時間の流れの性質は現実世界と等倍。属性は基点。色は桜色。

 最も基盤となる時間軸、一番安定しているが一番現実的すぎてハイファンタジーや近未来SFとは相性が悪く、日常系作品のロールプレイには適している。文明発達も現実世界と鏡写しみたいに全く同じになり、都合は良いが融通が効かない。元の世界と呼ばれ、この時間が存在すれば他の時間軸を再生・再誕させることが出来る。


 名前◇最古来歴(さいこらいれき)

 希少◇SR

 分類◇6線時間軸_ハイファンタジー_冒険者用

 解説◇難易度高。危険度高。安全性低。可逆性。時間の流れの性質は現実世界と等倍。属性は基点。色は(すみれ)色。

 中世ヨーロッパや、ハイファンタジー系とは相性がいい。現実世界の歴史的書籍情報をベースにできるので異世界系、異世界転生・転移、伝承や魔法を取り入れやすい。欠点として妄想を刺激しやすく魅力的だが、ダイブしたプレイヤーが長居しすぎて帰って来ない現象が多数確認されている。


 名前◇最未来歴(さいみらいれき)

 希少◇SR

 分類◇6線時間軸_近未来SF_冒険者用

 解説◇難易度高。危険度高。安全性低。可逆性。時間の流れの性質は現実世界と等倍。属性は基点。色は桃色。

 近未来SFと相性が良く、本来GM姫がゲームプレイングしたかったのがこっち側なのだが、最古来歴で遠回り&遊びすぎて、人気度、力強さも段違いに強くなりすぎてしまって、最古来歴に引っ張られる歴史が多数確認されている。つまり気や意識を素のままで行動していると、過去に眼を向けて、未来に眼を向けない。本来のGMの思惑とは違った悪循環になってしまっているのが現状である。


 名前◇亜空間歴(あくうかんれき)

 希少◇SR

 分類◇6線時間軸_安全地帯_スローライフ

 解説◇難易度低。危険度低。安全性高。不可逆性。時間の流れの性質は1アクションで5秒間。属性は狭間。色は極光色。

 通称、安全地帯。ゲーム内で休憩・寝る時に便利。今現在歴、最古来歴、最未来歴の時間の流れは等倍なので、ゲームの多想世界の空間の中でも休みたい時に重宝する場所。何かしたい時も1アクション5秒間なので何かと都合が良く体が動きやすい。


 名前◇極神速歴(ごくしんそくれき)

 希少◇SR

 分類◇6線時間軸_聖域_高難易度

 解説◇難易度極高。危険度低。安全性高。不可逆性。時間の流れの性質は1アクションで0.01秒。属性は太陽。色は紫電色。

 通称、聖域。通常の人間・プレイヤーやNPC・AIが認識・知覚出来ない刹那的な歴史の暦。単純に時間が速すぎるため、人間の五感や通常の記録方法では、出来事が刹那的に過ぎ去ってしまい、詳細な記録が困難になる。この暦は、神族や王族など、限られた頂点の者が「神速の歴史」という曖昧になってしまう歴史を刻むために作られた。

 なので、このサーバーを使うものは。刹那的な時間を行動したい上で、その情報を記録・保存したい者となる。

 この暦を認識出来るのは、手段や方法は問わないが、存在優先度4以上でないと速すぎて認識出来ない。


 名前◇虚裏闇暦(きょりあんれき)

 希少◇SR

 分類◇6線時間軸_危険地帯_高難易度

 解説◇難易度極高。危険度極高。安全性極低。可逆性。時間の流れの性質は今現在歴と連動しており負の連鎖、陰影を司る。属性は影。色は金色。

 今現在歴の陰影、舞台裏、闇の回路、ナイショ話など、邪な歴史を記録・保存するための暦。表舞台に上がれなかった悩みや苦痛、精神や魂や肉体の犠牲者を「誰も知る必要はない」とならないための教訓的な意味合いで作られたサーバー。もちろん闇や悪や影が無いと物語としての起伏、高低差が生まれないことに対する対抗策だが。それ以上に「亡くなった人の墓が無いのは寂しいじゃん?」というのがGM姫の談。

 常識の通用しないこの世の裏側にあると言われる破れた時間の流れ。元の世界の陰の存在を司る。



 最果ての軍勢は時間の流れのコントロールに時間を割いていた。

 真城和季とアリス・ディスティニーは暦時空艦りゅうおうの、操縦席で会話のやり取り押していた。

「どうだアリス・ディスティニー、この時間軸は繰れそうか?」

「いやまあ、理論上繰れるには繰れるんだけど、私の専門は運命の糸であって時間軸の糸じゃないんですけどね……? あと運命の糸の色が青・緑・赤色で組んでるから、この6線時間軸も船艦の中に組むのなら、色が重複してミスが発生するよ」


「ふむ、ミスが発生するのは良くないな……」

「あと、私だから色無くても繰れるけど、新人や初見さんに教える時とか、伝言ゲームで解釈が変わる可能性がある。回線は回線なんだけど、ここまで重要な回線だと、間違えないように個性を付けたほうが良いと思う」

 と、アリスが返答をし終えた後に、司令官、真城は決断する。


「しょうがない、ここまで重要な回線の色なら〈王〉の色を使わせてもらおう」

「あ~、ついにそこまで使います? 使っちゃいます?」

 今まで避けていた、というより〈大切すぎて使わなかった色〉をここで投入することを決断する真城。

「こうなったのも俺達だけの責任じゃないだろ? 〈皆全員(みんなぜんいん)〉で責任取るのが筋ってもんだ。個人の問題じゃない」


 ということで、真城達、最果ての軍勢は決める。

 今現在歴は桜色。

 最古来歴は菫色(すみれいろ)

 最未来歴は桃色。

 亜空間歴は極光色。

 極神速歴は紫電色。

 虚裏闇暦は金色。

 として、大真面目に〈王〉の名を関する担当者の〈色〉を6線時間軸の回線として使うことにした。

 補足として、単なる青、緑、赤、黒、銀色は、運命の糸とは別件なので、使わない方向で伝言ゲームの末端には伝えた。


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