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少女は異世界ゲームで名を揚げる。~ギルド『放課後クラブ』はエンジョイプレイを満喫するようです~  作者: ゆめみじ18
EX第10章「四獣王ジゲンドン討伐攻略戦」西暦2037年11月10日

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第707話「承・EW大領域結界」

 名前◇太陽転移

 希少◇SR

 分類◇スキル_空間転移_コスト0

 解説◇このスキルは、太陽の当たる範囲内で転移することが出来る。

 自身の手に持てる範囲で転移可能で、最大馬車の荷物や人員全てを一瞬で他の場所に転移出来る。

 最も魅力的な特徴として、その反動・代償・リスクが自然に発動出来るのでコスト0であるということ。

 〈影転移〉の完全上位互換で、一度入手してしまえば使い勝手が良すぎるスキル。

 しかし、最も厄介なのがその会得難易度が難解であり。

 螺旋丸の10倍ぐらい会得難易度が高かったと言うのはGM天上院姫の談。

 太陽光の威力で転移出来る分母量が変わるので、月の光でも元々は太陽光なので、夜の月の明かりがある場所でも1人と大量の荷物ぐらいまでなら転移可能。

 昼間であっても、日陰には転移出来ない。


名前◇EW大領域結界

希少◇SSR

分類◇大領域結界_ゲーム盤ルール_現実世界/多想世界

解説◇現実世界、西暦1970年代に〈家族の善神〉天上院咲と〈自由の悪神〉天上院姫が張り直した大結界。

 咲&姫の人間体は2028年生まれなので、それから9年後、魔法科学高等学校1年生の時に宇宙体となった時点から数カ月後。現実世界で西暦1970年代に時空間転移して大領域結界を張り直した。

 元々の意味はエレメンタルワールドを囲うだけの結界、それが人々によって意味や解釈が補強され、その情報を元に天上院姉妹が再定義した歴史がある。


 領域範囲は観測可能な地球の存在する〈天の川銀河〉1個分、強度は〈多層次元宇宙〉1個分。有効射程持続時間は数多の暦の時代内となる。

 なので、天の川銀河の外側や多層次元宇宙の突破、有効射程持続時間の超過(ちょうか)は設定上可能。

 だが多想世界で行われる〈盤上の遊戯〉の場合、この大領域結界を破壊、または場外に出た場合、ゲーム上、自動的にそのプレイヤーは敗北となる。


 宇宙戦争を描写するハイSFの場合〈遠い宇宙・遥か彼方の銀河で〉と描写されるが、情報量が天の川銀河1個分に収まっていれば、銀河の外側の判定にはならない。

 領域結界内の最大の特徴は、夢と現の境界線が曖昧になり共存できる。というただ1点に置いて他にない。

 それ以外の設定は、付属設定扱いとされる非常に単純明快な結界内容である。


 現実世界、西暦2037年11月14日現在。この結界を創造した神様こそ居るが、その領域を天下統一した人間・精霊など民を束ねた王は、目指すものこそ居れ、歴史上存在しない。

 〈盤上の遊戯〉自体に明確なルールはないが。姫VSイレギュラー戦のルールとして、駒と盤を囲って結界としている。なのでゲーム終了時〈お片付け〉する際は結界は解けるので、別に永遠の持続時間を持っている訳では無い。あくまでそういう効果を持つフィールドカードと思うのが一番いい。


 現実世界、西暦2037年11月14日15時05分。

 多想世界、亜空間歴5分50秒、イレギュラーの居るゲームセンター。

 暦時空艦ヘリオ・ソル内部。


 亜空間内で設置されたゲーム盤内を空から眺めるイレギュラーは……。

 姫は盤上の駒をようやく、攻めの姿勢に入れた。

「以上の前提情報をお互い共有した上で、ワシのターン! ワシは中ボスを設置するぞ!」

「……、その前に1つ確認良いか? 俺とお前は今対等(・・)だろ?」

「ん? 何じゃ?」

 意気揚々と中ボスの駒を空へと掲げた所で、静止する姫。


「俺が持ってる駒は白色で、お前が持ってる駒の色は黒色、だよな?」

 どうやら言質を取って、後で言い逃れ出来ないようにしたいらしい。


「ああ、そうなのじゃ! ちゃんと言ったぞ!」

「よし、なら置いて良い」

「では! 改めまして! 中ボス戦スタートじゃ!」


《姫のターン、中ボスを艦の外に設置しました》

《イレギュラーのターン「皆揃って帰って来れたらまたやろう」、お互いのフェイズは終了し、ターンエンドとなります》


 お互いの思考の読み合いを、一応姫の理解者なので熟知している咲は思う。

「今回は空中戦長かったね」


「……、今回の俺、あんまり出番ないな……」

 イレギュラーは良薬口に苦し、というような顔で姫の方を向く。

「そう言ってくれるな、時間はかかったがちゃんと帰って来ただろ?」

 他愛ない話をしたあとで、緊急警報。


《侵入者です! 暦時空艦ヘリオ・ソル内部に侵入者が潜入しました!》


 鳴り響く警報音に、驚かない盤上を見つめる3人。

 何も知らずに驚いてるのは、アセンくんとトレントの方だ。


「じゃ、また後でねー!」

「ああ……またな」

「ではお邪魔しました、イレギュラーさん!」

 NPCであるイレギュラーに対して、姉妹2人共手を振ってゲームセンターから扉を締めて出ていった。


《中ボス戦、バルバトス・ダイスロール戦に入ります――!》


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