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少女は異世界ゲームで名を揚げる。~ギルド『放課後クラブ』はエンジョイプレイを満喫するようです~  作者: ゆめみじ18
第3章「豪華客船ミルヴォワール」西暦2034年6月21日

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第69話「現実世界の学校ぐらし」

 天上院咲はストーリーに興味がある子というのは何度もしてきた。逆にストーリー性のないテ○リスとかオ○ロとかの類はしない。ので、彼女が学校で勉強をしている授業の合間には、携帯端末で漫画、アニメ、小説、ゲームなどを食い入るように漁る。もちろんまだ観ぬストーリー目当てでだ。補足しておくと、前回の姉病院送りの件も鑑みて。ちゃんと勉強はしている。

 そんな中、学校の何気ない友達から話をふられる。

「え、VRじゃなくてAR?」

「そう、拡張現実。バーチャルリアリティじゃなくて、オーグメンテッド・リアリティ」

 天上院咲はきょとんとして、一部の間を持って話返す。

「初めて聞く名前だけど、その単語って新しいの? 古いの?」

「古いよ、昔の技術」

 咲のいる時代は2030年初頭、拡張現実は2008年に一般向けゲームとなっている。2016年にプチモンGOが発売されている。要するに

プチモンGOの進化版だ。

「昼食の空き時間でもちょっと廊下でやろうよ」

「え、でも学校でARって大丈夫?」

「平気平気、携帯が良くてARがダメなんて学校が遅れてるだけだから」

 いつの時代も学校にゲームは持ち込み禁止なのは、万国共通な気がするのだが。と咲は思ったがその話はとりあえず置いておく。

「なんのゲームするの?」

「カードゲームでも良いけど、軽く卓球でもやろう」

 咲はストーリーじゃないのかー。と思ったが友達とストーリーの読み合いっこも変なので当たり前かと思う。

「うん、いいよ」

 そんなこんなで学校での時間は過ぎていった。


 放課後、学校の校庭。生徒達が部活を始めるまっただ中。天上院姫が咲に話しかける。

「咲、ちょっとEMOのAR実験に参加してくれないか?」

 セミプロと詠っていた咲は若干の責任感を持って断れなかった。

「え、良いよ、何すれば良い?」

「敵エネミーとの戦闘。勝っても負けても良い、データさえ取れればいい」

 そう言って、二人は片メガネ型のAR機。シンクロオーグマーを付ける。

 姫はステータスバーをタップして出てくる、エネミーモンスターは人間型をしていた。

 というか、黒くてデカくて筋肉質ででかった。エネミー名はエレメンタルマッチョ。

「えーっと。飛べないんだよねこれ?」

「飛べないな」

「じゃあ、足しか攻撃出来ないじゃん」

「できないな」

「えー」

「まー、何でも良いから遊んでみな」

 相変わらず、姫の一挙一動は軽い。

 咲は剣が足しか攻撃出来ないのなら。とりあえず魔法で何とかするか。と考えた。

「ファイアバード!」

 火の鳥による攻撃により、エレメンタルマッチョは一撃でポリゴン片と成って四散、片づけられた。

「ん、あんがと」

「え、良いの? また一撃しかやってないけど」

「ん、良いよ。終わったから」

 何がなんだか解らなかったが、姉の協力になったなら良いやと思った。

「お小遣い増額も考えといてね」

 と冗談混じりに入れ知恵も挟み込んどいた。

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