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少女は異世界ゲームで名を揚げる。~ギルド『放課後クラブ』はエンジョイプレイを満喫するようです~  作者: ゆめみじ18
EX第7章「国際通貨M覇権争い」西暦2037年10月2日

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第640話「起・さあ、ゲームを始めよう。」

 ゲーム、国際通貨M覇権争いのルール説明。


 【1つ】心が強いほうが勝つ。

  ――心は、初心を曲げてまで勝つ勝利に、価値を見出さないから。


 【2つ】想像を超えろ、想像できる全力で、でなきゃ相手に失礼だ。

  ――心は、自重を超えた表現にしか、価値を見出さないから。


 【3つ】交換は物々交換と通貨交換をセットで行わなければならない。

  ――心は、交流と安定にこそ、価値を見出すから。


 【4つ】右手で絵描いた物が、真の勝者となる。

  ――心は、第一志望を取り戻すことに、価値を見出すから。


 【5つ】上記に違反する一切は、敗北とする。

  ――心は、これらに違反した世界やルールなど知ったことではないから。


  以上――、想うがままに、好きにやる。



 湘南桃花・オーバーリミッツのサイド。

「M争奪戦。始まったねえ、終わったから始まったねえ」

「まあ、終わりがあったら始まるんだから。始まったのは良いんだけどさ、私めっちゃ加護受けてない? 豪運が凄いんだけど……?」

「上手く廻らなかった頃よりは良いじゃない?」

「……、あと言うの恥ずかしいんだけどさ、あんた隙あらば問答無用でキスしてくるよね……?」

「へっへっへ!」

「犬に成るな犬に……!」

「犬さん!」

「それは蒼葉っちでしょ……!」


 そういえば、まだ『分配』しかしてなかったから『交換』しようぜ! て流れだったはずだ。そしてMがの単位が大きすぎて子供が遊べないのが難点だと……。

 

 で、『Mの欠片』を作って子供達……下層ギルドに、末端にまで行き届くように分配したいんだけど。絶対量が1万5千Mを水増しするのもルール上めんどいし、ここはギルドで余ったMを使って皆に分配しよう、という思惑だったはずだ。


「で、また為替レート設定?」

「まあいいんじゃない、今回は余ったMつまり300MをMの欠片に分割して皆に分配するレートを決めれば良いんでしょ?」


 まあ1M1万5625円じゃ遊べないだろうし、仕方のないことだろう。

「現状300Mあって、それを割るんでしょ? そうしたら絶対量を超えないっていう元で……そうなると、まず100円単位か1000円単位かで話が変わってくる」

「理想としては、駄菓子単位まで下げられれば良いんだけどねえ~」


「駄菓子……50円?」

「たぶんそう、キッズ向けに作らなきゃ交換も交流も生まれないからさ」

 

 となってくると、1M1万5625円なので。割る50円なので。1Mは約312Mの欠片と交換、となってくる。

 円計算だと、50円312Mの欠片ぐらいの計算だと、誤差はあるが0.5円ほどの誤差はあるが問題ない。


「これでいい?」

「うん、あとはこれも絶対量決めなきゃ破綻するね」


 これを1万5600円で割る50円で。1M312Mの欠片、だから、それをかける300Mにすればいいから300倍……。絶対量は9万3600Mの欠片にすれば、破綻はない。

 正しい計算は合わなくなるが。多くの人に出回る分には多い方が良い。

「細かすぎるから絶対量10万Mの欠片でよくね?」

 大雑把すぎる桃花だった。

「いいよ」

 寛大に遊びを受け止めるリミッツもリミッツである。


 で、再計算。

 絶対量10万Mの欠片として。

 これがM相場では1M312Mの欠片で割る……小数点切り捨てで320Mの欠片である。ちょっと相場が上がった。


 なので、相場レートは。

 絶対量10万Mの欠片。

 1M1万5625円。

 1M320Mの欠片。

 1Mの欠片48円。


「48円で決定?」

「49円いけるかな? と思ったら絶対量超えちゃったから、少ない分にはOKかな」


「じゃあ10万のMの欠片が市場に流れるのか~」

「こればっかりは国連も監視出来ないだろうね」


 Mの欠片って特性的にMとは微妙に違うよね? これも詳細書くの?

「うーん……でも得点無いとやる気出ないだろうなあ~~とは思う」

「そっか~」


 ある意味1Mを入手すると国連の管理下に入るので、それまで、320欠片を集める過程で何が出来るかの得点が必要になってくる。でなきゃモチベーションが保てない。


 そこへ行くと、ギルド『遊撃隊愚者』への加入得点は面白いかもしれない。

 が、あれはMを持たないことを加入条件にしてるので、欠片を充実するとむしろ逆効果になるだろう……。


 桃花はこれ以上考えると沼りそうだったので、考えるのをやめた。

「んでこれでGMに送信っと……」


「ゲーム、上手く行くといいね」

「本当だよ、まだ始まってもいないんだぜ? たぶん『交換』の前段階が難しすぎた……」


「じゃあこれで」

「うん」


「「さぁ、ゲームを始めよう。」」

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