番外編58「解散総選挙2025」
舞台裏、西暦2024年代、日にちは不明……。
「え? 日本国の解散総選挙? わしが決めて良いのか?」
創造神兼ゲームマスター、天上院姫は湘南桃花に対してきょとん顔で申した。
「他に誰が決めるんだよ……」
「まあそうだが……まだ未来じゃん?」
桃花の呆れ顔に姫は困り顔で答える。そりゃGMの権限も具体的な数値化したんだ、せっかくの権力だし使わないでどうする? みたいなので聞いてきたんだろう。
「今9月だけどもうすぐ10月で~、11月にアメリカ大統領選挙だろ? 咲もFX初めたし、精神披露が重なるのは避けたい。PCゲームも初めたし~。こっち側の都合で言うなら、来年がいいなあ~……」
「つまり、解散総選挙は2025年1月前後ぐらい?」
「だって、もし仮に、10月に解散総選挙やって11月にアメリカ大統領選なんて未来が来たら心が強すぎるわ! もうちょっと余裕を持って! 心をいたわったほうが良いぜ! なのじゃ」
「それは10月11月で咲ちゃんの精神が壊れないか心配って意味でしょ?」
「そうじゃなくても、桃花か群は、PCのグラフィックボード買って、11月にクレカのお金で6万円落とされるんだろ? それ忘れて咲の投資の影響食らったらバカにならないじゃないか。……咲のFX財布マイナスになるの前提の話だけど……。あっち側の影響は知ったことでは無いが。こっちの影響を考えれば、普通に考えれば来年に持ち越して精神と力を安定させるのが先決だろ! と思うぞ?」
「それで世の中本当に動くのかねえ~?」
「知らんし! あっちは知らんがこっちは困る! こっちが困ったら本末転倒! そういう話だ!」
「……、はあ。おk。じゃあそういう事で今泉善次郎総理には言っておくよ、たぶんこっち側の総理は変わらないだろうが……」
「……、じゃな……」
あっち側の情勢が面倒臭すぎると思う2人であった……。




