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少女は異世界ゲームで名を揚げる。~ギルド『放課後クラブ』はエンジョイプレイを満喫するようです~  作者: ゆめみじ18
EX第6章「第5陣・新しい風」西暦2037年10月1日

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第630話「転・EWバージョン5アプデ内容」

 ギルド『放課後クラブ』。


「はい! やって来ましたアプデ内容告知ー!」

「わー!」

 姫と咲はいつも通りのテンションだった。


「サクサク行くよーまず1つ目! ステータスの変更! 今まで色んなのを試してみましたが! HP・MP・攻撃力・防御力・素早さ・賢さ、の5段階表で統一すれば良いんじゃね? 他ゲームと比べてもわかりやすいし! ってことで超王道なステータス表に成ります!」

「変に個性を出さずに他で差を付けようってことね」


「次! 〈心氣(しんき)〉について! これがこの世界で言う特殊能力名となります!」

「質問、心氣ってことは、内側からのエネルギーって事で良いの、自然界の外側からのエネルギーじゃなく」

「その認識で基本は合ってる」


「次! 系統! これは、真法系(しんほうけい)強化系(きょうかけい)賢術系(けんじゅつけい)歪曲系(わいきょくけい)精神系(せいしんけい)未覚系(みかくけい)の6系統存在します! これらは陰陽五行論な!」

「あれ? 陰陽系は?」

「作者のやりたいことが読者の意見でブレてしまったので、ココは初心に帰ってやりたいこと優先にして破棄しました!」

「なるほど」


「次、色! 色は何でも良いけど漢字の方がイメージしやすいので基本漢字で、それ以外は自由度高めの〝何でもあり〟となりました!」

「私の〈韓紅色(からくれないいろ)〉とかがそうだよね」


「次、型! 現在、自然型・環境型・文法型・計算型・本能型があります! まあここは型が無ければ〈型なし〉になるので鍛錬を積んだプレイヤーのみ有効になる感じだな」

「型を覚えた格闘家は強い。だったね」


「最後に強さの〈ランク制〉! レベルはないぞ! 気をつけろ! S・A・B・Cとか、+-を付けるとか、色々あるが、ソコはフレーバーテキストなので好きにすれば良い。特に重要なのは〈色〉! これは設定しないとアニメータがーエフェクト付けられない!」

「万物には望まれて色は宿るってね」


「以上のアプデを踏まえて、基本スキルの量とかは度外視した最新のステータス画面は、……コレじゃ!」



〈天上院咲、ステータス〉

 HP3、MP5、攻撃力2、防御力2、素早さ5、賢さ3。

 心氣◇家族の善神。

 系統◇精神系。

 色彩◇韓紅色&白色。

 原型◇文法型&全王型。

 階級◇ランクA

 詳細◇以下、心氣の詳細説明欄……。



 咲は新しいステータス表を見て「ほほう」となる。

「ずいぶんあんまり視ないステ表になったねえ~」

「それだけ色んなモノが絡み合った結果じゃな、……これからBIG4、33人分はこれ設定確認しなきゃいけないから大変じゃよ」

 誰一つ無駄な人は居ないからこれは大変だ……。


「てーわけで、ワシはまた運営会議じゃから、適当に遊んでてくれー!」

 と言って、姫はそそくさとログアウトしてリアルイベント、運営会議に赴くのだった。


 ……、嵐のように去っていった姉をよそ目に、独りになった咲は呆然となり、少し考える。

「……、ギルド『スキルビルダーズ』の所に行ってみますか」

 アテもなくエンジョイプレイを満喫する咲の姿がそこにはあった……。



 戦乱都市アスカ、スキルビルダーズ、ギルドホーム。


 第5陣・新しい風達と呼ばれるプレイヤー、ビルドはその渦中に居た。

「なるほど、これが新しいアプデ内容か……」


「やっほう、ビルド、元気してる?」

 ビルドがうんらたかんたらしている内に、咲がきた。

「お、咲か、ちょうど今新しいスキルを試したかった所だが、アプデがあってな」

「あーだろうね。そこの設定を弄らないと今後の戦闘は難しそうだし」

「まあ、戦闘だけじゃないけどな。クラフトにも影響する、特に色が」

「また色か……まあしゃあなしかな」

 ビルドが、またカンカンと新しいスキルを考案しようとしたいたその時。

 デストロイが来た。

「おっすー! 珍獣ども! 今日もスキル磨きか♀ って何だ咲っちも来てるのか、いじり甲斐のない」

 デストロイにとってビルドはおもちゃのようなモノのようだった。

 咲は余裕の表情で悪態をつくデストロイに軽く挨拶する。

「こんにちはデスちゃん! 今回はステータス更新の件で来たの」


「ん……? あ~さっき来た告知か、視てなかった」

 というわけで、咲、ビルド、デストロイの3人でステータスのセッティングを始めるのだった。

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名を上げる。ボカロBGM:最終決戦~ファイナルバトル~
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