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少女は異世界ゲームで名を揚げる。~ギルド『放課後クラブ』はエンジョイプレイを満喫するようです~  作者: ゆめみじ18
EX第5章「世界リセット」西暦2037年4月1日

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第617話「承・心氣強さランキング考察」

 いきなり世界メンテ。

 定義確認、現実世界、仮想世界、メタ世界の事を総じて〈エレメンタルワールド〉と言う。

 よって、仮想世界の現在の地図の名前も変わる。あの世界の名前は〈ネクサス・ノード(中心接続点)〉と言う。


 2周目、現実世界、西暦2037年4月1日午後。

 今回は他がデスゲームなだけあって、時間を1週間後、とかに飛ばすと大量に死んでしまって大惨事で手の打ちようがない……なんて事になりそうなので慎重に行く事にした姉妹。


「で、心氣の強さってどうやって決まるの? レベルとかあるの?」

「元となった〈心のエレメンタル〉が想いや願いの力で強くなる、上下する代物だから難しいだろうな。タンク・器・つまり総量は決められそうなもんじゃが……」


 覇王色も、そもそも。「色」に願いの力を込めると強くなる代物なので基本漫画な以上、黒色が基本ベースで強いのは解るが。カラーもそれはそれで別格の強さを誇る、特にアニメ化したらその力は〈よく視える〉……。


「色と色のぶつかり合い、と言えばそれまでなんじゃが、そもそも能力や属性や意味合いが違う。同じスカウターで計っても意味ないじゃろうな。心氣には型がある、その型を上手く使えるかはその時の使用者次第だしな、全部の型を使えると強いかって言うとそうでもない」


「私みたいに尖らないって言いたいんでしょ」

「じゃから、今回は自然型・文法型・環境型・全王型のスカウターランキングみたいな感じになるかな……」

「じゃあさっさと教えて」


「と言っても、個々人で紹介しても長くなりそうだから。BIG4のギルドの中で言うぞ。あと、瞬間火力だけで、将来性はランキングに入れない。あとランキング第4位までとする……」



 自然型の心氣。

 1位、ミュウ=星明幸=天上院姫。黒色。

 2位、日曜双矢。黒色。

 3位、京学文美。オレンジ色。

 4位、オーバーリミッツ。赤色。


 文法型の心氣。

 1位、天上院咲。白色。

 2位、桜愛蒼葉。青色。

 3位、不動武。黒色。

 4位、桜愛夜鈴。黄色。


 環境型の心氣。

 1位、秘十席群。黒色。

 2位、レジェンドマン。赤色。

 3位、キャビネット。黄色。

 4位、湘南四空。赤と青色。


 全王型の心氣。

 1位、信条戦空。無色透明。

 2位、湘南桃花。緑色。

 3位、真城和季。黒色。

 4位、天上院咲。白色。


 ◇


「……、ずいぶんバラけたわね、湘南四空に至っては。名前だけしかまだ出てないわよ?」

「それだけ思い入れが強いってことさ……、あと現実的で地に足ついてる」


「ふむ、それぞれ使う〈色〉は違うし、〈型〉も違うって認識で合ってる?」

「合ってるな勿論、皆黒色の心氣統一だとランキングは変わる、瞬間最高火力でこんな感じかなと……」

「ほほう、てことはざっくり何色か書いておかないと解んないわね」

「……そうじゃな、得意な色単色で書いておいた」


 姫は咲に対して、わかりやすく単色の色を追加した。

「……。全王型の心氣で無色透明が現状最強の〈色〉として君臨してるのね」

「まあ、異論は認めるが……大体こんな感じかな~、あとは本番でぶつからないとわからん。そもそも皆シーンが違うし……」

「なるほど」


「色にレベルなんてないし、想いの強さにだって数値はない。よって数値化は難しいかな……ランク分けは出来そうだけど」

「例えば?」

「〈触れてねえ!?〉とか、アレは何だ? ワシは解ってないし、覇王色の纏い方もワシは知らない、知ってるのは左右の目の特異性ぐらいで、これは見聞色だろ? つまり模写の有無だから、0から1を生むわしらにはあんま関係ない」


「……まあそうか……。問題は〈見つめる眼〉の先だもんね」

「問題は予知書の先、ってことじゃ。しかし、今決めていいのなら〈未来は白紙〉と決めたってことだけで、地図はあっても指針はない、どこ行ってもいいし、強さのルールも自分達次第じゃな」


「……、触れてない。はさあ、視覚出来ない概念系じゃない?」

「そんなの見えない色、って演出表現すればいいだけじゃん。結局色は白色だろうが何かしら載る……。結局色にランク付けは無理じゃよ」


「つまり?」

「戦ってみなきゃ結果は解らない。同様に、誰にでも勝てる可能性はあるってことじゃな」


「ふむ、結局解らず仕舞いか……」

「まあ解ってる事と言えば〈心氣使えば幽霊にも攻撃は当たる〉ぐらいじゃな」


 現実世界で力の使い方は解ってるのに、その意味はよく解ってないまま考察する天上院姉妹であった。

 結局この話は「よくわからない」で終わった。

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