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少女は異世界ゲームで名を揚げる。~ギルド『放課後クラブ』はエンジョイプレイを満喫するようです~  作者: ゆめみじ18
第37章「完結編~咲・結婚ルート~」西暦2037年8月1日

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第578話「秩序の軍紀に~バッド・エンド~」

「咲。1つ言っておく、コイツは今の私達で勝てる相手じゃないし。今のレベルで正面突破は不可能だ、だから奇襲を使う……ここはワシに任せてくれ!」

「……うん!」

 姫は咲へ合図を送る。


「へ! 何やろうと無駄だ! 潔く死ね!」


 ――瞬間、銃弾の音……の前に。

「降参だ! リザインだ! ゲームオーバーだ!」


「ここだ! 反転世界(アンチヒロイン)!!!! ……て、へ????」

「悪いが、お前で道草食ってる場合じゃ無いんじゃ!」


 ――瞬間。

 世界線そのものが。ギュリュリンと、手のひらクルリと反転した。


反転世界(アンチヒロイン)が発動しました! 反撃しました! 続行しました! ゲームクリアしました!》


「順番が待ってるんでね、先へ急がせてもらう!!!!」

 そう、この相手には何をやっても能力上倒すのは不可能なのだ。しかも時間も順番も押し迫ってるこの瞬間。長丁場にする事が、じっくり遊ぶ時間がない以上。

 今のレベルでは勝てない、そう。相手依存の戦略だったが。

 

 絶対(・・)勝てない(・・・・)反転(・・)させたのだ!!!!

 

 相手がほぼ無自覚反転をするから、賭けだったが。

 姫は上手く、その言葉を引き出した――。

 

「き! キタネーぞ! おい! 勝負しろぉい!?」

 盟約に誓って厳守されたゲームにより、不動文に対して【呪い】が発動する。

 

「バカだなーお前、お前と戦って勝負になると思ってるのか? なるわけねーじゃんバーカバーカ!!!!」

 力が拮抗しているのならばともかく、圧倒的な実力差のある相手に対して、時間がかかるわけがないのだ。……その逆、合気道のように相手の力を利用した。

「……お姉ちゃん、それ、もうそれ一生使えなさそうな策だよ……」

「奇襲って言ったじゃん、一回こっきりの大博打で勝った、ただそれだけさ」


「や! やめろ! この変な黒影をどけろ! うわあぁあああ!!!!」

 お互い同意した上での賭けは絶対厳守される。

 

「さ、行こう咲。かかった呪いは他のプレイヤーが何とかするさ」

「う……うん、解った」

 2人は悲鳴をあげる文を背に。

 教会第2階層へテクテクと進んで行くのだった……。

 

 ネクストゲーム――。

 

《第2関門◇表舞台の君臨する天罰の破魔矢・オーバーリミッツ》

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