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少女は異世界ゲームで名を揚げる。~ギルド『放課後クラブ』はエンジョイプレイを満喫するようです~  作者: ゆめみじ18
第37章「完結編~咲・結婚ルート~」西暦2037年8月1日

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番外編49「私は、プロなのかな……?」

「私ってプロなのかな……て!? イッツー!?!?」

 桃花は何か体から身勝手に神経痛が迸っていた……。


 今回、お見舞いに来てくれているのは秘十席群だった……。立場上明確にプロではない……、はずだ。桃花と同じだが……心の真実に群のほうが近い。

「……まぁ、お前がプロじゃなかったら誰がプロなんだよって成るよな。関係ない話だけど、初代ガンダムの作者からしたら、鬼◯潰す! エ◯ァ潰す! は、何か気合入っててカッコ良いよな」

「確かに……、〈エレメンタルワールド〉はSFだ、そこを行くと〈天空の城ファンタジー〉と〈百合時代劇〉には負けたくないだろうね……」

 絶対に負けられないプロの戦いがあるのだろう……たぶん、こう言っちゃ何だが、桃花はガンダム世代ではないのだ。ガンダムブームは1980年代、平成仮面ライダーは2000年代……明確に桃花先生にとっても一昔前なのだ。


 桃花の誕生日は1987年5月14日、そこは揺らがない。

 群の誕生日も1987年5月14日、ここも揺らがない。

 当時6~7歳じゃどうしようもない……。


「しかし鬼◯潰すか~……。〈内乱〉を潰すならまあ解るが、私の最高到達点を潰されたらヤバイな~~~~wwww」

 群と桃花は、窓の外を風を受けながら話す。

「笑い事じゃないが意気込みとしては良い傾向だよな」

「まあそうなんだけどね、ワンピでいうと、ロジャー=黒ひげ潰す、みたいな感じでしょ? ロジャーはともかく、黒ひげは何が何でも潰さなきゃいけない敵だよな~~~~」

 恐らく、自分にとっても皆にとっても超えなきゃいけない明確な〈敵〉なのだろう……。

 

 桃花自身がウジウジしてられないが、どうも明確に〈体力〉に衰えを感じる。

 なので、今の状態で当時の黒ひげと〈体力勝負〉ではもう勝てないのだ。

 単純なパワー勝負だったら良かったのだが、そうもいかなくなった……。


「何にしても私は(・・)超えなきゃいけないよね……私を(・・)……」

「だろうな」


 再びモフンとベットに腰掛ける桃花……は深呼吸する……。

「所で、私はプロなのかな……? 実感無いんだけど……?」

「劇場版に出てる役者をアマチュアとは呼ばんだろ……?」

 全くその通りである。

 

「……そっか~プロか~……ま、そろそろ目を覚まさないとなね」

「あぁ」

「でももうちょっと寝る……」

「……あぁ」

 桃花は再び微睡みの中へスヤアっと入って行った……。

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