表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
少女は異世界ゲームで名を揚げる。~ギルド『放課後クラブ』はエンジョイプレイを満喫するようです~  作者: ゆめみじ18
第37章「完結編~咲・結婚ルート~」西暦2037年8月1日

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

607/789

第576話「かくして、少女は全ヒロインの敵となる」

《ワールドイベント! 『かくして、少女は全ヒロインの敵となる』が発生しました!》


《プレイヤー天上院咲と天上院姫の2人で5つの関門を突破してもらいます》


《ワールドイベント成功した場合、近衛遊歩との結婚ルートへ進みます。失敗した場合、不動武との結婚ルートへ進みます》


《途中で中断した場合も、不動武との結婚ルートへ進みます》


《第1関門◇裏世界の秩序の軍妃・不動文》


《第2関門◇表舞台の君臨する天罰の破魔矢・オーバーリミッツ》


《第3関門◇地上に具現するただ独りの人間・湘南桃花》


《第4関門◇太陽に愛されし神王の巫女・京学文美》


《第5関門◇夜桜に舞う全典の鈴の音・桜愛夜鈴》


《イベント失敗報酬・不動武》


《イベント成功報酬・近衛遊歩》


 始まりの街『ライデン』

「なるほど、こうなったか……」

 咲は姫の方を視る。


 色々考えた結果、GM姫のゲームシナリオはこうなった。

 流石にココまで来たら、咲と姫のコンビでやりたいし、今までの雰囲気的にやっぱりバトルで閉めたい。

 

 成功報酬は、どこぞの高スペック王子様より、仲間の王子様を選ぶべき。

 ……そういったプランだ、まあどうなるかなんて、あとは出たとこ勝負になるのは変わりないが。これだったら【納得】は出来る、結局、納得こそが全てなのだ。

 

 放課後クラブの遊歩は、リーダー咲に問いかける。

「良いのかよ咲、俺、何も持ってないぞ、ニートだし……」

「何も無いから何かを作れるって考えてくれない? 未来の王子様♪」


 いきなりポッと出のハイスペック王子様より、貧乏王子様の方が良い。そういう咲と姫の判断だった。

 そして、誰もバットエンドを望んでいない茶番劇。

 普通なら、咲と遊歩がこの関門を突破するのが王道だが。

 今の今まで咲の相棒は姫だ、ここで相棒を変えるのも虫が良すぎる。

 まあ、やっぱり最後は脳筋で閉めたいよね! というのは皆思ってるし。

 エボリューション・全でヤバイことが起こるという予習は確認済み。

 ならもう途中中断はあり得ない、あったら咲を卒業と言う名の【結婚】にはさせられない。

 

 ならこの閉め方が一番収まりが良い、まあプランは決めたが、ここから先は未知数だ。

 

 王子様への愛は本当にあるのか? とか。

 これら全ヒロインを倒せるだけの実力はあるのか? とか。

 現実世界はこの結論を歓迎してくれるのか? とか。

 

 結論に内容が伴っていないが、ただ一つ言えることは……。

 

 ――これは咲と姫が決めた〈花嫁修業(バージンロード)〉だ。

 

「で、場所はドコなの? 仮想? 現実?」


「この世界の様式美に則り! 仮想世界『エレメンタルワールド・オンライン3』とする!!」


「じゃあ、王子様までのエスコートよろしくね?」

「あぁ! 任せろなのじゃ花嫁!」


《これより! ただいま、現時刻を持って! ワールドイベント! 『かくして、少女は全ヒロインの敵となる』の開始とさせていただきます!!!!》


 ――カーンコーン! と教会の鐘が鳴り響いた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
・よければブックマーク、評価、感想などよろしくお願いします!
・こちらも観ていって下さるとありがたいです。
名を上げる。ボカロBGM:最終決戦~ファイナルバトル~
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ