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少女は異世界ゲームで名を揚げる。~ギルド『放課後クラブ』はエンジョイプレイを満喫するようです~  作者: ゆめみじ18
第36章「四重奏と咲」西暦2037年7月18日

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第570話「彩りある世界の冒険」

「さて、彩りある心氣の威力を検証したい所だけど……、咲ちゃん夜鈴ちゃん、VR世界で戦闘準備出来る? まあ、別に現実世界でも良いけど、様式美としてね」

 桃花先生の次のレッスンに対して、次は何だろうと思う面々。

 

 夜鈴は察して、咲には解らない……。

「詳しい話は、カルテットタウンの闘技場で、では皆解散」

 というわけで、一回散会となった。



《ログインします、エレメンタルワールド・オンライン3へようこそ。》


 とりあえず待ち合わせの闘技場へやってきた放課後クラブの2人と4人、さっきと同じメンバーだ。

 桃花先生は次の授業という名のお題言う。

「じゃあ咲ちゃん、悪いんだけど。心氣の威力測定をやってもらうわよ、夜鈴ちゃんには私を一回殺した(・・・・・)心氣、応用色の緋色のアノ一撃(・・・・)を咲ちゃんに叩き込んで、相殺してもらう」


 ――衝撃、本物(・・)の桜愛夜鈴の心氣はオーバーリミッツと全くの同格の威力を発揮する。

 即ち、桃花先生を今でも苦しめているアノ一撃。

 皆が負け、家族を失い、自分の一部を失った、アノ一撃だ。

 夜鈴には、当然それが出来る。一撃必殺の〈絶対殺す拳〉だ。

 


 今度は意識的にだ。無意識じゃない。

「……一応、念を推しておくけど威力測定だからね? 本気を出しちゃダメよ? 一撃だけやって様子を見る。もちろん、咲ちゃんがその〈韓紅(からくれない)の心氣〉で相殺出来なければ、死より辛い現実に直面することになる」


 威力測定にしては重すぎるテストだった。

 だが、これは避けられない、あの日を超えられなければ、明日(・・)は永遠に来ないのだから……。

 

「おーけー緋色ね」

「……、解った。韓紅ですね」

 つまり基本色を使ってからの応用色の一撃となる。お互い、闘技場で間合いを取る。一撃、たった一撃の攻防に緊張の糸がピンと張る……。

 

 桃花先生が審判を務める。

「ではお互い! 基本色(ベースカラー)を全力展開!」

 

 ――咲は白色の心氣を、夜鈴は黄色の心氣を全力展開する……。

 

「次! 応用色(アクセントカラー)を全力展開!」


――咲は韓紅(からくれない)色の心氣を、夜鈴は緋色(ひいろ)の心氣を全力展開する。


「……何度も言うようだけど、1回だけだからね!」

 先生が注意する、空間が振動する……、空気が今にも爆発しそうだ。

 

「先生、今回は2人とも剣に纏うで良いですか?」

「許可する!」


 夜鈴は、剣に緋色の応用色(アクセントカラー)を纏わせた。

 同調するように、咲も剣に韓紅の応用色(アクセントカラー)を纏わせた。

 

「では一撃のみ……、ハジメ!!!!」


「ゼイ!!!!」

「でやあ!!!」

 キン! いや、ドゴン!!!!

 という、重い、重い、重い斬撃とわ言えないほど重苦しい打撃音が、闘技場全体に響き渡った……。

 

 ――韓紅と緋色が激突する――。

 

 ――結果は……。

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