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少女は異世界ゲームで名を揚げる。~ギルド『放課後クラブ』はエンジョイプレイを満喫するようです~  作者: ゆめみじ18
第36章「四重奏と咲」西暦2037年7月18日

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第567話「まずは見聞色の覇気の修行」

 現実世界、西暦2037年7月8日。

 

《ログアウトします、お疲れ様でした……。》


「……!、……。」

 咲は自分の能力の覚醒と、寝起きの余韻に浸りながら深いため息とともに落ち込んでいた。

 もう夢だけじゃ終われない、そういう葛藤だ……。

 

 ◇

 

 現実世界、西暦2037年7月18日。

 桜ヶ丘公園内。

 

 最強ギルド『四重奏』は何をやっていたのか?

 戦空は来ていたし、夜鈴は何か得体の知らない赫槍回想(せきそうかいそう)グングニルを引っこ抜いただけだし、……何をやりたかったんだ?

 という疑問は当然起こる。

 

 ここに疑問符を打つ人達は多いと思う。

 実際彼らは、仮想世界には居なく、現実世界(げんじつせかい)で動いていたからだ。

 

 ……、やっていたことは、例えて言うなら。

 ワ◯ピース、フィルムレッドと同じ……。否、全く同じ。クライマックスで仮想世界……便宜上、歌を歌い始めた時点から、夢世界(ゆめせかい)と現世界がリンクして、世界に大影響を与えていたことを。咲は知ってはいたが、認められなかった。

 ……、その認めない、が、認める(・・・)に変わったということ一点を除いて、フィルムレッドと違う……。

 

 故に、ここから先の修行は、心氣で、……と言いたい所だが、まず覇気を使えないと。理解・分解・再構築の観点からもコントロール出来ない……。

 故に……。

 

「え~、ということで〈覇気(はき)〉の修行のやり直しとなりま~す!」


 まさか現世界で、マグニチュード7まで行くとは思ってなかった湘南桃花先生も冷や汗をかきながら。

 ギルド『四重奏』、信条戦空、桜愛夜鈴、日曜双矢、京学文美。

 ギルド『放課後クラブ』、天上院咲、天上院姫は呼び出された。

 合計7名居る、例外はない。

 

「まずは、〈見聞色の覇気〉のコントロールからやり直しで~す! 私もやりま~す! 今は、現世界なので、この状態から咲ちゃんが最近良く使うスキル〈鷹の目〉、別名〈視界ジャック〉を、仮想世界の眠っている人の夢の世界をジャックする? 覗き見る訓練をします!」


 咲は、何を言ってるんだこの先生は? とも思った。

 無自覚で〈夢世界から現世界へ〉コントロール不可能で影響を及ぼしたのに。

 今度は〈現世界から夢世界へ〉視界ジャックしろと……????

 

「はーい! 先生は阿呆ですかー? ワ◯ピースって、空想の物語ですよね~?」

 ギャグ気味に咲は手を上げて苦笑いする。


「はーい! 先生はアホでーす! じゃない! しょうがないでしょ!? よくわかんないけど皆・全員カタクリの未来視レベルなんだから!? 目標は、相手の視界を一瞬、視る? ジャック? シンクロ? するんじゃなく、観てる状態を意識してコントロールすること! これが〈見聞色の覇気〉の修行レベル(ツー)です!」


 ……と、いうわけで先生は続ける。

「はーいじゃあ各々やってみて―! 視るだけだからね~! 悪さしちゃダメよ~~~~!」


『はーい!!!!』

 というわけで、皆、各々やり始めた。

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