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少女は異世界ゲームで名を揚げる。~ギルド『放課後クラブ』はエンジョイプレイを満喫するようです~  作者: ゆめみじ18
第35章「城下町カーン・魔王城ロキ」西暦2037年7月8日

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第559話「城下町カーン・魔王城ロキ」★

挿絵(By みてみん)

 豪華客船ミルヴォワールは無事、着港した。ので新参であるサキ&ヒメ姉妹は別の遊びに身を移す……。


 地図師のユニークスキル『四方鳥瞰(しほうちょうかん)』。高度1000メートルからの情景を視察する。

 100メートルから先、その情景はまだ咲は視察していない……。

 絵で描けば一発なのだが、ここらへんの文字による地図制作にはまだ慣れていない、そこから視た情景をどう文字として読み取り、書き写すかが焦点となる。

 これも本番という名の修行なのだ。


〈東側。500メートル先に廃墟と化したもう一つの港がある、どうやらモンスター達に占領されたようである。〉

〈西側。100メートル以内にログインポイントが有り、それより先は海しか無い。〉

〈南側。豪華客船ミルヴォワールをバックに海しかない。〉

〈北側。1000メートル先に魔王城の城下町あり……ここから先は危険な旅になりそうだ〉

 今回はギルドに報告する義務はないから、文字制限の数字はない、好き勝手にサキは見渡す……。


《ピロイン! 一定の条件を満たしたので、地図が更新されました!》


「あらあら、今は第4の街だから次行ったら最終決戦ってこと?」

「ホントだ……ちなみにラスボスはわしな!」


「エッッッ!?」

 サキはヒメに対して驚きの表情とリアクションを見せる。てかネタバレ……。


「だって昔から言ってるだろ!? ラスボスやりたいって!! ココ以外に出来る機会なんて滅多に無いからな!」

「いや、そうだけど、……そっかーじゃあ本ゲームのエンディングも近いんだね」

 名残惜しそうに言うサキ、ここまで手探りだった、本当に手探りだった、……それが遂に魔王城が目の前まで来ているのである。


「あとは第5の街『城下町カーン』をくぐり抜けてラストダンジョンだ!」

「城下町カーン……か、魔王城の名は?」


「魔王城ロキ――。」

「魔王城ロキ……。」


 サキはその意味を意味深に反芻する……。

 サキは10秒ほどの長い間を開けてから言う。

「うん! ぴったりな名前だね! パンデモニウムよりずっと良い!」

「じゃあ、お約束だが、十分な準備を済ませてから。敵の本拠地に乗り込むぞー!」

「おー! じゃあ明日やろうこのゲームとりあえず一泊空ける感じで!」

「おっけーなのじゃー!」

 といわけで、今回のゲームは終わり。


 最終決戦に備えて……。

 明日に備えて、寝ることになった。

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名を上げる。ボカロBGM:最終決戦~ファイナルバトル~
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