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少女は異世界ゲームで名を揚げる。~ギルド『放課後クラブ』はエンジョイプレイを満喫するようです~  作者: ゆめみじ18
第33章「全面戦争!VS最果ての軍勢②」西暦2037年6月16日

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第544話「VS軍勢②バハムートの赫月」★

「まず俺からやっていいか? 別件で大義が欲しくてウズウズしてたんだ!」

 まず最初に動いたのは未覚系第1位のバハムート、能力(スキル)は『正体不明の進化者(アンノーンタワー)』指定した能力の未知の可能性Xに上位進化する。そのX進化した理由を説明する必要は無い。


 事前情報でしっかり知っていた放課後クラブだが、この聞いた時点でもう強い。

「じゃあ普通の攻撃行くぜ! 赫月(あかつき)!」


 瞬間、正体不明の赫黒い〈何か〉がヒメ目掛けて飛んできた。

「狙いはワシじゃったな! ただでは負けんぞ!」

 瞬間、ヒメは相手のスキルに合わせてパリィを発動させた、完全に決まったと思われたパリィだったが、そのモーションの間に赫月は〈未知の可能性Xに上位進化〉した、すなわち、パリィを攻略できる〈何か〉に上位進化したのだ、能力の特性上、その理由Xを説明する必要性はなく攻撃判定はヒメの失敗により攻撃を食らい、吹き飛ぶ。


「のわー!?」


 パリィは何かよくわからないものに負けて、ヒメは攻撃を受けた。

 これが未覚系第1位、知らない(・・・・)知識を操る能力者である。

 いい意味で言い換えれば、ロマンや夢を操る不思議な魔法を操る良い感じの能力とでも言えよう。

 一瞬の隙を付かれて動けなかったサキがヒメに叫ぶ。

「お姉ちゃん! 大丈夫!?」

「な~にまだ始まったばかりじゃ、手加減してくれたんじゃろ、ピンピンじゃ」


 バハムートがケラケラケラと笑う。

「まだ元気らしいな、なら今度は趣向を変えてやるぜ! 赫月!」

 瞬間、放課後クラブの3人は一歩前へ足を踏み出したが……。


 バコン!


 よくわからない可能性Xにより素早さ(・・・)で負けた。よって先制で動いたはずがそれも無かった(・・・・)事にされた。


「な!? 今何やったの!?」

「解らん! じゃがそれが奴の能力!」

「素早さが俺等より速かった理由すら説明する必要ないんだろ!?」


 一歩も前に進めず、攻撃を受けて3人とも地面に倒れた結果が残った。

 なぜ?

 よくわからないXによって出来たので説明する必要はない。

 ――それがバハムートの理屈だ。


「お姉ちゃんどいて!」

「!? 何する気だ! サキ!」


「推し量ってみる! 世界第1位との距離を!」

 瞬間――暴風、文字の嵐!


 文法型の心氣(ハーツ)、エボリューション(ダブル)を、発動しようとしていた。

「ハァー!!!!」


(!? 心室(サークル)内で錬貯(ストック)する間が長い! 大技が来る!)

 そうバハムートが思ったのも無理はない、それほどまでの気合の貯め方が尋常じゃなかったのだ、……だが。


「それにしたって力み過ぎだな、自然型の精霊(スピリット)! 赫月(あかつき)!」

 キイィーン!!

 と、何とあの心氣がキャンセルされたのだ。

 言うに……。


「発想は見事だが、その間は長すぎるな……!」

「クッ!」

 サキの文法型の心氣(ハーツ)、繰り出す予定だったエボリューション(ダブル)は発動のタイミングで失敗に終わった。

 気合による空間制圧、仰け反りには成功していた、が、心氣(ハーツ)(ダブル)へは繋がらなかったという結果だ。

 剣を構えた段階で潰される、それが今のサキとバハムートとの力量差だった。

挿絵(By みてみん)

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