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少女は異世界ゲームで名を揚げる。~ギルド『放課後クラブ』はエンジョイプレイを満喫するようです~  作者: ゆめみじ18
第33章「全面戦争!VS最果ての軍勢②」西暦2037年6月16日

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第541話「四獣王ミラーライオン⑤」

 戦闘開始から5時間が経過していた。

『ほほう、我のスピードと体力に付いてこれるとは、人間にしては上等な部類じゃじゃないか!』

「そりゃあどうも! 素早さだけが取り柄なんでね!」

 加速世界で、通常の3倍速く2人は走り回っていた。森の中を縦横無尽に。


 しかし、5時間あっても有効打を与えられずにいた。理由は明確、攻撃の〈反射〉だ、攻撃してもそのスキルが反射されて自分に帰ってくる。


 咲は何か打開策を考えようとするが、本当にいい案が浮かばなかった。

「どうしよう、お姉ちゃんあの鏡……本当に厄介だよ……」

 姫とて、打開策はない訳では無いが。〈攻撃が強すぎて跳ね返せない〉という裏技は使いたくなかった。

 簡単に言うと、防御力が高すぎて攻撃が全く通らない。

 (ココロ)も使っているが、相手も(ココロ)を使うので、それはそれとして反射してしまう。

「あと関係ない話なんだけどさ……」

「ん、何じゃこんな時にいい案か?」


「あのモンスター、テイムして良いかな?」


「……、は?」

 仮にも四獣王と呼ばれるエンドコンテンツボスモンスターをテイムしたいとか言い始めた妹咲、姉姫は困惑する。

「そりゃあ、こんだけ頼もしいと仲間になったら大幅戦力アップじゃが……」

「鳩サブレとかあげたら仲間になってくれないかな?」

「それどんなモンスタースリープなのじゃ?」

「スリープ……、そうだ! 物理スキルが全く効かないんだったら、変化スキルを使えば良いんじゃないかな? 催眠術で眠らせるとか」

 咲の話に若干硬直する姫だったが。

「……ん、相手のスキルを反射する、マジックミラー的存在で、反射されない変化技か……ちょい調べる」

 と言って、姫はステータスバーを開き、変化技で反射されない変化技で何か良いのが無いか探る……。

 もちろん今はゲーム中、神意権能(しんいけんのう)は使わずに倒すのがマナーだ。


「簡単に言うと、〈型破り〉の特性があるスキルや(ココロ)なら跳ね返せないっぽい、ちなみに、催眠術のスキルを仮に持ってたとしても跳ね返されるぞい」

「型破り、少なくとも(ココロ)の修行はまだ基礎段階だから型破りは難しそうだね」

「じゃな、スキルで何とかするしかない。今はグリゴロスが相打ちで持ち堪えているが……。やっぱり方法は1つしか無いんじゃないかな?」

「1つって? 何か心当たりがあるの?」

 言って、姫が答えを出して言う。


「鏡に映らない」


「え?!」

「あのライオンのタテガミは、鏡に反射して写った物体と同等の攻撃力になるという特性がある、しかもリアルタイムでも有効だ。となると、リアルタイムで虚無ってれば良いのじゃ、簡単に言うと、ゴーストとかエスパーとか、鏡を翳しても何も映らないじゃろ? それこそ、英霊とか、目に見えない概念系統の攻撃は有効だって話になるじゃん?」


「知ってたならなぜそれを先に言わなかった!?」

「いや~、打開策有るかな~と思ったが、5時間考えてもやっぱ無理だったので奥の手を……ね?」

 姫は言って、咲に攻撃方法を委ねる。


「わかった! やってみる! あと桃花先生からもらったスキル試して良い? エボリューション(ダブル)

「いいぞい、許可する」


「よっしゃー! じゃあやるぞー! 溢れ出る魔力よ! 限界を超える! ハアァー! エボリューション(ダブル)

 ――瞬間、四獣王ミラーライオンは戦いた。


『この気迫は……オオ! 待っておったぞ、これぞ強者の気迫』


《エボリューション(ダブル)が発動しました!! これより環境が変化します!》


 咲の姿形は、見た目的には何も変わっていなかった。だが、変わったのは情報量だ。その意味をこれからミラーライオンは目撃することとなる。


さあ(それじゃあ)! お前(ユー)倒す(ねじ伏せる)算段(エンディング)はついたよ! ミラーライオン(鏡をよこせ!)!」

 その見た目(ファッション)情報量(マジックデータ)に気がつくのはもう少し先(1手先の未来)だが、その片鱗(逆鱗)味わい始める(美味しくイタダケる)ミラーライオン、果たしてコレ(意味)反射(真似)できるだけの猛者(ツワモノ)かなライオン(エンドコンテンツ)くんは? と言った威風堂々(オラオラドケドケ)(Vサイン)凱旋(王ノ前進)である。

 

 そして理解する(理解者となる)

『ほほお! それがお前の新しい力か! 心が踊るではないか!』


「お? 解って来た(解析できた)ね? 私も今理解した(ナウアンサーだよ)これは前(バックエピソード)極黒(ステータスMAX)極白(ログを残さない)とは一切違う(ノーアクション)! 純粋(プリピュア)情報の暴力(データのダブルタスク)だよ!」

 ただただ(無料公開で)遊びたい(エンジョイしたい)今を(この時を)懸命に生きたい(誰よりも自由に)、この一瞬(刹那)全てを賭ける(オールベット)、そんな見る(読者)もの全ての目線(視線誘導)食い尽くす(絶対逃さない)事を目的(ターゲット)として情報の暴力(自由な表現方法)だった。


 当然(当たり前だが)ミラーライオン(四獣王とえいど)目線(無視できない)釘付けである(覇気を纏っていた)


さて(んじゃ)余興は終わりだ(ファイナルエンドだ)! 次のターン(ずっと私のターン)決着(テイムして)つけるよ(私の仲間になってよ)!」

 (ゲーマー)は、このWと共に(ダブルと足並みを揃え)フィニッシュ(トドメ)への構え(位置について)を、剣を取って(真面目に)構える(吠えた)のだった。

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名を上げる。ボカロBGM:最終決戦~ファイナルバトル~
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