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少女は異世界ゲームで名を揚げる。~ギルド『放課後クラブ』はエンジョイプレイを満喫するようです~  作者: ゆめみじ18
第3章「豪華客船ミルヴォワール」西暦2034年6月21日

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第52話「とりあえず歌ってみた2」

「咲である私の語尾か~」


「絶対強力な武器になるのじゃ!」


「はわわだよ! 今後のアイドル生活の事を考えると絶対必要だよ!」


 いつアイドルに転職したんだよ! と心の中でツッコミを入れる咲。咲はおふざけ半分に深く考え込む。


「ほむほむ、かぶっちゃダメだから。のじゃ、はわわ、くぎゅう。以外でだよね?」


「そうじゃ! 頑張れ出来る絶対出来るってやれる気持ちの問題だ!」


「うんはわわわわわわ!」


 そんなに自己主張するのも嫌だなと思う咲。


「ほむほむ、ん~語尾は無いな~」


「ん? 咲それの先頭の言葉はなんじゃ?」


「ん? 何のこと?」


「ほむほむ」


 咲は自分から自然と出てきた言葉に驚いた、なるほど確かにコレなら口癖っぽい上に自然体だった。ほむは本来、ほむう。ふむふむ、なるほどなど同意する。賛同するという意味合いだ。それが砕けに砕けた結果の、柔らかな言葉である。


「ほむほむ、ほむほむか~」


「そのほむほむをあえて語尾にくっつけるのじゃ」


「はわわ! いけるよそれ! でもほむ、だけじゃ他の人とかぶる可能性があるよ」


「2回もダメだな! 自然体に出過ぎている。世界でただ一人の個性としては惜しい」


「じゃあどうするのよ」


「ほむ、もある。ほむほむ、もたまにある。なら狙って出す言葉ならほむほむほむだ!」


「3つ!? 3回も言うの!?」


 咲の顔はびっくり仰天の顔になっていた、これから一生3回ほむほむほむと語尾を付けることを想像したからだ。エンペラーはフォローも同意もせずに黙って聞いているだけだった。姫は続ける。


「じゃあこう言ってみろ。最終決戦のつもりでいくよ! ほむほむほむ!」


「さ、最終決戦のつもりでいくよぉ、ほみゅほみゅほみゅ」


 語尾が増えた上に砕けた。


「ほむほむほむだ! んんん?」


 一瞬間を空けて。


「いや! ほむにあざと可愛い要素が追加されたぞ! そっちにするんだ!」


「えぇー!」


 くるみちゃんが応援してくる、応援してくれる方向が常識から逸している気がするが応援してくれる。咲も続いちゃいけない気がしたが。それに続く。


「はわわ、ほら! 最終決戦のつもりでいくよ! ほみゅほみゅほみゅ!」


「さ、最終決戦のつもりでいくよ! ほみゅほみゅほみゅ!」


 天上院姫が妹萌えでゲヘヘとよだれを垂らす。


「いいぞ! いいぞ咲! 最高だぁー! ほら! もっとほみゅほみゅほみゅに慣れて!」


「ほ、ほみゅほみゅほみゅ!」


「ほみゅほみゅほみゅのじゃ!」


「ほみゅほみゅほみゅはわわわ!」


 ほみゅほみゅほみゅのゲシュタルト崩壊が始まった。

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名を上げる。ボカロBGM:最終決戦~ファイナルバトル~
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