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少女は異世界ゲームで名を揚げる。~ギルド『放課後クラブ』はエンジョイプレイを満喫するようです~  作者: ゆめみじ18
第3章「豪華客船ミルヴォワール」西暦2034年6月21日

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第49話「機動戦機ノア」

 ウイーンガシャン、ウイーゴシャン。コクピットの中の操縦席は、一人用ではなく。5人ほどが立って入れるほどの空間になっていた。


「えっとこれが右手で、こっちが左手で。これがロケットランチャー?」


 ガシャコンとうみねこの方にロケットランチャーを発射した、うみねこは木っ端みじんに爆発四散した。


「ありゃりゃ、まあいっかこれも戦争だものね」


 まるで戦場の戦士のような悪い含み笑いを浮かべながら操縦席に座る咲。狂戦士なりきりセットを着ているようなそんな無情の戦場を覚えている。のどかな船旅なのに一人で気分がノっている。ハイテンションになっている。大きさは2階立ての家程度の大きさの機動戦機ノア。操縦席にすわったもののマトがだだっ広く広がる海と、うみねこしか居ない。


 と、ここでイベント告知が入ってきた。


《イベント『巨大タコから船を護れ!』》


 「やった!」と言わんばかりにイベントに参加する咲、同時に雲の王国ピュリアをクリアしたと思われる数名数機がイベント海上に出現する。 巨大タコはタコ墨を吐いて、咲の機体を真っ黒ベトベトにする。


「うわー前が見えない! やったわねこんちくしょー!」


 目をこするように機体でゴシゴシやる、機械特有の金属音で耳が痛かったが。その後、機動戦機ノアのロケットランチャーとガトリングガンが火をふく。


「オラオラオラオラ! ヒャッハー! 海鮮丼は刺身じゃー!」


 弾丸で丸焦げになっているタコを前に、ハイテンションになっている咲。爆炎と熱線が場を輝かせている。複数の機体がガトリングガンを乱射している。巨大タコのHPが半分を切った時にそれは発動した。


▼圧縮水大砲!


 巨大タコが力一杯間を空けて予備動作をする、まるで深呼吸するかのように水力が貯まってゆく。次に大きな攻撃が来ると大体のプレイヤーは解った。しかし咲はわけもわからず「オラオラオラ!」とガトリングガンを連射していた。冒険者の一人が「バカ! 避けろ」と言ったが遅かった。巨大タコの砲口が咲の機体ノアめがけて水の大砲を発射する。咲は一瞬の反応速度で緊急脱出ボタンを押し、上空へと吹き飛ばされた。そのまま咲は空中に投げ飛ばされ。うねうね動く巨大タコの足の上に乗る。


「こんにゃろうやってくれたわね! 斬空剣! 斬空剣! 斬空剣!」


 情け容赦など微塵もない、巨大な強敵へと攻撃を続ける咲。機体から切り離され、巨人と子人同然の扱いになってしまい、決定打を浴びせられない咲であったが。小さい冒険者なりに考えを巡らせる。


「よし、目玉を狙おう!」

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