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少女は異世界ゲームで名を揚げる。~ギルド『放課後クラブ』はエンジョイプレイを満喫するようです~  作者: ゆめみじ18
第27章「ひと狩り行こうぜ!」西暦2036年9月1日

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第431話「大規模広範囲攻撃」残り54時間

 仮想世界、西暦2036年9月2日10時00分。

 防衛成功まで、残り54時間。 


 満身創痍のシャンフロは、咲に対してアドバイスをする。咲の寝ていた間の6時間で流石に色々と弱点や対策も掴めたのだろう。

「まず1つ目、トカゲは〈水と空気が回復元〉だ、それを絶て。何やっても回復するぞ!」

「うん!」


「2つ目、レベルの低い冒険者には氷属性の技とか魔法を連打させろ、ディレイ効果で身動きが鈍化する!」

「うん!」


「3つ目、ギルド中央広場にある〈機動戦士ゴリラ〉とか言うふざけた名前のロボットを動かせ。お前じゃ無きゃ出撃許可でなかったぞ!」

「おぉう! 目の前に出現してるアレか! 私の許可って何だそれ?! お姉ちゃんめ……」

 戯れ言が長い。


「いいから速くいけ! 俺は30分寝る!」

 そう言って、シャンフロはログアウトした。

 うう~ん……、流石に6時間増援ナシはキツかったか……。

「て! そんなことより許可許可!」

 咲は中型ロボットの許可申請を出した、〈OK出撃〉ボタンをポチッとな!


 〈機動戦士ゴリラ〉が動く――!


【やっと援軍が来たかー……!】

【野郎共! ゴリラに乗れ!】

【おぉおおおおおおおー!!】

【ゴリラだ! ゴリラに乗れ!】

【うほうほ!?】

【何でゴリラ?】

【中型ロボットの名前なんだから仕方ないだろ!?】

【何体ある!?】

【50体ぐらいだ!】

【ほほーそりゃ豪勢だ!】

【壊れても一定時間後に無限修復して乗れるぞ!】

【おほー! ザコモンスターがゴミのようだ!】

【火力強い!?】


咲【皆! シン・ゴッドジーラを海辺に帰さないようにして! トカゲは〈水と空気が回復元〉だよ! それを絶って! レベルの低い冒険者には氷属性の技とか魔法を連打! 機動戦士ゴリラは私が許可出したから! あとはイケイケどんどんだよ!】


【おっしゃー!】

【いけいけドンドンダー!】

【盛り上がって参りました!】

【ウホウホウホー!!!!】

【ドラミングダアアー!!】


 ウイーン! ウイーン! ウイーン!

 と、途端に警告音が鳴る!

「!? ――警報!? 皆気をつけて!?」


〈シン・ゴッドジーラが変体します。尻尾の竜尾から『ミニジーラ・雷』を無限湧きするようになりました。皆様死ね!〉


「キシャアアアアゴオオオオウウウウンンン!!!!」


 途端に、マグニチュード2の地震が発生したあとに……。


「「「「「ゴワゴワゴワ!!!!」」」」」


 〈ミニジーラ・雷〉が〈走るゾンビ〉の時のように尻尾の竜尾から大量に湧いてきた……!


 その中に、何故か一際大きな中型? ほどのミニとも言い難いミニジーラが居て。ソレを〈看破〉すると……〈ミニジーラ・雷・変異種〉とか言う訳のわからないモノが紛れ込んでいた……。流石に変異種は1体だけだったが。その変異種が、これまた神速で速いこと速いこと……。


「!?」

【危なあああああああああああああいいいいいいいいい!!!!】

【咲ちゃああああああああああああんんんんんんんんん!!!!】


 その瞬間――太陽から、または満月から。または〈日月食〉から。戦場に咲く2輪の戰乙女が……!?


『うっせぇわ! 我に従え氷の女王! 来たれ! とこしえの闇! 永遠の氷河! 〈氷河時代(アイス・エイジ)〉!!』

『ひとっ走り付き合えよ! 〈断罪〉!!!!』


 チュドーン!!!!

 ――轟音。その巨人をも跡形も無く凍てつかせるような。大規模広範囲攻撃が、何の前触れも無く轟いた。


【今度は、誰だ!?】

【ギルド『非理法権天』の湘南桃花とオーバーリミッツだー!】

【流石に息ピッタリ!?】

【〈ミニジーラ・雷・変異種〉とかいうワケわからんのが死んだ!】

【本当に死んだ?】

【死んだ。死亡。デットエンドさ……!】


 その、〈氷河時代(アイス・エイジ)〉と〈断罪〉の大規模広範囲攻撃により、その余波(・・)で本体であるシン・ゴッドジーラも、モロに受けて。あの巨体がよろけて、大音量の横転をした。

 シン・ゴッドジーラは、海辺に戻れずダウンし。攻撃のチャンスタイムとなった。が、湘南桃花とオーバーリミッツは上空に居るレジェンドマンを目視で確認し。時空間の流れるままに、天空と地上、両方で走り去っていった。

 が、……桃花は一拍、咲のへ向かってバックする。


「ごめんねー! 巻き込んじゃって! あ、咲ちゃんはいつも通り遊んでていいから! それじゃーねー!」

 と言うことで、桃花は再びアクセルを踏んで。こいつ車の擬人化か? と思うほどのスピードで走り去っていった。


 咲はというと、まあ普通に。自然と唖然する。

「非理法権天は何と戦ってるんだ……? ま、まあいいや! 皆! 大ボスを総攻撃ィイイイイ!!!! 一気にHPを減らせええーー!!!!」

 咲も〈機動戦士ゴリラ〉という、ふざけたゴリラロボットに乗り込みボスを攻撃する。咲は今レベル1なのでまとまった大ダメージが出せないのだ。


【うおおおおおお!!!!】

【今だああああ!!!!】

【死ねええええ!!!!】

【勝つのは俺達だー!!】

【削れるだけ削れぇー!!】

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