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少女は異世界ゲームで名を揚げる。~ギルド『放課後クラブ』はエンジョイプレイを満喫するようです~  作者: ゆめみじ18
第26章「高校受験シーズン」西暦2036年7月1日

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第421話「普通の高校選びになるはずもなく」

 現実世界、西暦2036年7月9日、昼。


 普通の高校選びになるはずもなく……。


桜ヶ丘高校(さくらがおかこうこう)

 普通のルート。本当に普通の高校。普通の高校生が、普通に通学し勉強をする。もちろん教師も生徒も全員ただの人間である。

 距離は自宅から、片道自転車20分。


超人国際総合ちょうじんこくさいそうごう高等学校(こうとうがっこう)

 簡単に言うとスーパーヒーロールート。〈家族の善神〉天上院咲と同様。超人しかいない。咲や姫の〈同類〉だらけなので、皆〈個性〉がある。

 距離は、片道自転車1時間。

 

【最果ての学校】

 最強チームルート。軍事色の強い、超能力者集団。もっと言うと軍事利用されるようなプロ級超能力者しか居ない。滅茶苦茶戦闘は強い……。

 距離は自宅から超遠いので、ワープ機能で登下校をする。メッチャ南国で熱い。


魔法科学(まほうかがく)高等学校(こうとうがっこう)

 ハ○ーポッタールート。魔法科学の学園ルートで。7年制、全寮制。つまり咲と姫は自宅からではなく、寮生活になる。


【宇宙戦艦タートル高等学校】

 SFマ○ロスルート。〈エレメンタルワールド〉の世界観に一番近い、学生だらけの学園都市。

 距離は宇宙のどこか。最果ての学校よりかは近い、これも超遠い。戦艦なので船の上で学園生活をし続ける。



 進路を選ぶ咲の第一声は「まともな学校が1つしかねぇ……」である。それに対して姫は。

「どこからツッコミを入れる?」

「……、ここ現実世界よね? んんんんん……、反応に困る。一応私の学力で入れる高校は。この5校何でしょ?」

「そうだな、【帰還者学校】は東京だし。物理的に遠すぎるので選択肢には入れてない。ここは神奈川県だからな」

 

「え~……、普通の学園生活を望むなら桜ヶ丘高校なんでしょうけど。……〈神格化(しんかくか)〉がネックよね……」

「そうだな、メッチャ他の生徒と浮くだろうな」

「困る」


「方や、超人高校は。〈神格化〉してる生徒も居るんでしょ?」

「居るだろうな。雷神とか、風神とか……。浮く事は無いが、現実世界での後始末は楽そうだよな。……ただ、アクシデントにメッチャ巻き込まれると思う……」

「困った」


「最果ては?」

「滅茶苦茶バトルに重点を置いている学校。ガチ勢達の塊だから、そもそもエンジョイ勢の咲とは合わない。しかも卒業後は国家戦力として軍人だ」

「ん~……困る!」


「魔科高校は……、まぁ、7年制で大学まで保証されてるのが良いね」

「ただ、VRゲームとは微妙に違う路線になりそうじゃな……」

「困りんぐ!」


「タートル高等学校に至っては……」

「学校が宇宙船じゃ……! あと実体はEWO3と被ってる!」

「SFだけど困る?!」


「……、お姉ちゃん的には。どこの高校がオススメ?」

「ん、……魔科高校か超人高校だろうな。ここのところ1人で片付けられないイベントが多すぎる。手助けが欲しい」

「ん……。そっか~……一番エンジョイ出来る所は?」

「それって、一番楽出来る高校って事だよな? ……、ん~タートル高校かな~。あそこはワシのホームだし」

「お姉ちゃんも関わってるってこと?」

「設計は、わしと愉快な仲間達で作ったからな。でもEWO3と被ってるからオススメはできない」

「ほほう。いや、コレマジで悩むんですけど……」


「……、これはノリと勢いで決めちゃいけない奴だ。……ごめん1日寝かします」

 流石に適当な咲も、コレには速攻で決める事は出来ないようだった。


 数時間後……。

「お姉ちゃん! 魔科校(まかこう)超人校(ちょうじんこう)の詳細をもうちょっとちょうだい!」

「ん。魔科校(まかこう)はハ○ーポッター・とある魔法科学系統の要するに異能力者の学園都市で、実際には割りと閉鎖的なクローズドサークル。逆に超人校(ちょうじんこう)は、国際って入ってるだけに射程範囲が地球まるごとのオープンワールド。なので上位の格式は〈国連の管理下〉だろうな。こればっかりは」


魔科校(まかこう)の上位格式は?」

「秘密学校って体だから。例えば、イギリスとか日本の裏社会のお金が魔法で流れてる。とか、割りと一国家で完結するスタイルかと」


「それでオススメがこの2校なワケか……」

「ん、本当なら超人校(ちょうじんこう)が今の流行りだから推したいけど……。ウチらは寝てゲームするのがメインなわけで。隣の部屋にハルクが居て壁ぶっ壊して現実世界で暴れる、……も、何かと面倒かと……」


「わかるー(棒読み。Xメンがまさにそれ(・・・・・)だもんね~!」


「ま、て言うことだから。あとは咲の気分次第かと。……、どっちも正解だと思うぞ? ま、今は『高校受験シーズン』中だからこの2校に『学校見学』に行くのは全然ありだ」

「ふむ、……じゃあ両方行ってみてから決めるか。時間的余裕は……あと約50日くらいか……」

「どっちから行く?」

「じゃあまずは静かそうな所って気分で。魔法科学(まほうかがく)高等学校(こうとうがっこう)に行ってみよう、やってみよう!」

「お~う!」


 こうして翌日に、魔法科学(まほうかがく)高等学校(こうとうがっこう)に学校見学に行くことが決まった。

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