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少女は異世界ゲームで名を揚げる。~ギルド『放課後クラブ』はエンジョイプレイを満喫するようです~  作者: ゆめみじ18
第3章「豪華客船ミルヴォワール」西暦2034年6月21日

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第43話「船は北へ」

 船の船長は咲に向かってこう語る。

「船は地中海北方面へ向かいます、それまでゆっくりくつろいで下さい」


「え、魔法都市ロードも戦乱都市アスカも飛び越えていきなり地中海まで行っちゃうんですか?」


「正確には時計回りに北へ移動しますので安全な旅になると思います、どうかそれまでは外へ出ずにゆっくりとおくつろぎ下さい。なあに、退屈はさせませんよ」

 そう語ってゆくと、船長は咲と姫を置いて船首までゆくのであった。


「まあ、部屋でくつろいでたら良い。なんかあったら呼ぶから」

 姫は語る。一人一づつ用意された個室に案内され、その部屋の中で暮らす事になる。個室番号は239号室、ここが咲の部屋だ。

 238号室が姫、240号室がエンペラーだ。


「この部屋で一ヶ月過ごすのかー、正確には1ヶ月かもしれないだけど」


 現実世界の自宅で寝っ転がって、ゲームの世界の豪華客船の船の個室でもゴロンと寝っ転がる咲。不思議な気分だった、このまま夢の国へ行ってしまいそうな気分になっていた。ベッドの中から上体を起こし、窓の外を見る。観ると早速例のジェットブーツを付けて海上でモンスター退治をしているプレイヤーが4名ほどのパーティーを組んで戦っていた。敵モンスターはタコ、アクロバティックに海上でトリックを決め、優雅に舞うように戦っていた。知らないプレイヤーだけど、なんだか楽しそうだった。10分ほど優雅にプレイヤー達を眺めていたら、そこにそれはうっすらと姿を見せてやってきた。海賊船。双眼鏡で認識できた頃には、すでに威嚇用の砲弾が発射され。ドボン! どものすごい音を立てて水しぶきが体にかかった。


「うわぁ、塩っぽい。てか海水か」

 二発目の砲弾が発射され、こちらの船へ飛んできたが今度はエンペラーの双頭の銃が弾丸を撃ち込み続けて衝撃音と共に相殺した。


「咲ー! イベントだぞーやるかー!」


「イベント?」

 そう言った後、イベント欄のポップがアップされた。


 イベント名『海賊船撃退船』

《襲ってきた海賊達を返り討ちにしましょう! 敵は複数なのでチーム船が命かも?》


 天上院咲はこれを観てから適当に、まるで今ある暇をつぶすように。はい、を押した。

 爆撃と共に、砲撃音が後を引き。冒険者、プレイヤー達はそれを防ぐ。防ぎきってから、海賊船が船と船に付き当たり。海賊達が雪崩こんでくる。それを防衛するかのように、さも当たり前のように敵が来てくれたうれしさを押さえ切れんばかり。ハチキレんばかりに両者は互いに激突した。


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