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少女は異世界ゲームで名を揚げる。~ギルド『放課後クラブ』はエンジョイプレイを満喫するようです~  作者: ゆめみじ18
第22章「EWO3始動」西暦2035年11月11日

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第376話「宗教ってなんぞ??」★★★★

挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)

 西暦2035年11月11日はやたら長く感じた……。


 ので、何があったかはイメージ画像を参照して欲しい。

 それを観た人は何があったかは「あ、なるほど……」と思ってくれるかもしれない。完全に丸投げだ。


 説明したいが、その説明も整理がままならないので。11日はもう、考えるのをやめた。


 咲はそのまま布団の温かみを感じながら眠ることとなる。


 そして次の日を迎える……。



 現実世界、西暦2035年11月12日。


 EWO3へログインする。


「え、『この世界の宗教観を捜査せよ』……? 何か嫌なクエストだなあぁ~……(え~」

 咲はそう思っていた。

 

 受付嬢、湘南桃花が言うにはそういうことらしい。

「あれ? 世界観探索隊からしたら。美味しいクエストじゃない?」


「そうなんですけど、宗教って。なんかオカルトっぽく無いですか? カルト教団とか不穏だし……」

「あれ? でも、あんたは【この世界の〈家族の善神〉でしょうが】今さら何を言ってらっしゃる~」


「……はい?」

 何か致命的なものの天啓を受けたような顔をしているサキ。


「ほら、そういう齟齬があるからこういうクエストが発生したのよ。言っとくけどコレしかクエスト無いから。お前のクエストねーから!」

「えぇ~……、あ~はいはい! やれば良いんでしょ!? やればー!」

 かくして、〈眼〉の次は、こんな冒険という名のクエストが始まった。



 街で情報収集を少しした感じだと、とりあえず。〈司祭様〉という人が教会に居るらしい。

「私の中では、教会の中に居る司祭様って『おお勇者よ、死んでしまうとは情けない!』ってイメージしか無いんだよね……」


「お前の場合、エセ宗教しか知らないからな~」

 と、お姉ちゃんがようやく来た。社長兼ゲームマスターヒメだ。この世界では〈自由の悪神〉もやってるから、尚更わかりずらい。


「もう、序列や位なんてどうでもいいや。……その人に会って。その人の話を聞いて。どれぐらいの器の人が教会をやってるのか? で判断してやる……」

 堅っ苦しい、難しい現代用語は全部どっかに放りだして、逆に開き直った。

 素のままで〈司祭様〉とやらに会ってみよう。


 そして、問題の教会前、へやって来たのだが……。

「ヘイらっしゃい!! 神様二名様ご来店ー!!」


『シャーシャシャラッシャッセエエエエエエ!!!!』



「スシ屋か!!!!」



 開幕ツッコミはそれだった。

「いやあ~マジで店内スシ屋じゃん、エセ宗教の方がよっぽど宗教勧誘やってるぜ……」

 回転すし屋だった。ぐるぐるとスシネタが廻っている……。

「良くわかんないけど……、お姉ちゃんの宗派は自然放置しすぎたからこんなねじ曲がったハンバーグスシとか出すんじゃ無いかなあ~?」

 完全に店内は飲食店だった、いやマジで。


「ツッコミが! ツッコミが追いつかない! まず和食! 外は立派な教会! 司祭様それっぽい格好やってるけどソレすし握りにくそう! でも握ってるのハンバーグ! お前ら布教する気あんのか!!」

 サキの桜吹雪の雪崩ツッコミが炸裂していた。


 エセ宗教とエセすし屋を足して2で割って食った感じだろうか……。何もかも間違っている。


「お、海老天ラーメン廻ってるぞ? コレ食べていいのか?」

「いいよ、食べよう。店の中に入っちゃったんだから」


 司祭様は姉妹に対して話しかけてきた。

「嬢ちゃん達! イケメン兄ちゃん達は追加で注文できるぜ! どする?」

「ホストクラブか!! イらねえよそんなもん! 何屋さんだよ!?」

「お姉ちゃん、ちょっと店出よう。ちょっと作戦会議!」


「何だなんだ? いいじゃんゲームマスターなんだから全部のサービス受ければ~」

「そういう問題じゃ無い!!」

 と言うわけで、教会に入って早々。教会店を出た……。


 再び外の教会前……。

「やべえって……ココどうなってんのさ……」

「どうって、教会だろ? 神様の教えを広める」

「ちょっとまってちょっとまってちょっとまって! 私達ここで大喜利をやりに来たのか!?」

「うんや? 宗教調査」

「ちょっとさ、何かこう~……うん。待って心の準備が……」

 どうやらサキは教会に入って、心の準備や整理や情熱や信仰? が出来ていないようだった。


「え? ナニコレすし教にでも入れってこと? てか何を崇めてんの?」

「確か設定上は〈自由の悪神ヒメ〉と〈家族の善神サキ〉様々を崇めてる店なはずだが?」

「まてまてまてまて!! 店!? え、マジでこのノリで行くの? もう一度入るの私もうイヤなんだけど!! え、何真面目にこのノリで行くの? やっぱり私イヤ何だけど帰っていい!? 食べる食べないの前にさ、てか生の食材だし、宗教的に良いのこれ? てか魚を生で食べる文化って日本とか限定されてるよね? 豚とか牛とか食べちゃいけない宗教とかあったよね? え、マジでこの路線なの!? なんつーかアレよ、開幕ハンバーグは胃に来るわ! いきなりステーキみたいなノリで魂にダイレクトアタックきわた!!!!」


「そんな褒めなくても~!」


「褒めてない!!!!!!!!!!」

 サキは全く褒めてなかった。


「いつものノリだったら何かコウ! ……かゆい所に手が届くんだけど! なんか! これは! ……こう……!!」

 色々考えが追いついていない様子のサキに追い打ちをかけるヒメは……。


「このスシすげえ! 甘エビ10Vだって!!」


「ヤッッスウウウウウウウウイイイイイイ!!!! あいえーなんでええええ!?!? 10円って事だよね!? うまい棒買えちゃう! え! 待って私達の宗派ってそんなに安くていいの!?!? ツッコミが! ツッコミガアアアアアアア!!!!(憤怒」

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