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少女は異世界ゲームで名を揚げる。~ギルド『放課後クラブ』はエンジョイプレイを満喫するようです~  作者: ゆめみじ18
第21章「日常(白桃味)」西暦2035年10月1日

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第370話「日常(白桃味)」

 現実世界、西暦20035年10月1日、放課後。

 エレメンタルワールド・オンライン3が発売された。



 天上院咲は湘南桃花とオーバーリミッツから白桃。つまりモモをもらって、謝られたあとの物語。

 

 神奈川県平塚市の喫茶店に、天上院咲と天上院姫はお茶とお菓子をしたためながら、そこに居た。

「たまにはこういうのも良いじゃろ?」

「たまには、……ね……。てゆーかお姉ちゃんが問題起こしすぎ」

「しょうがないだろ~、ラスボスが夢なんだから」

 現在でこそ、自由の悪神としてやんごとなきことをやっているが。昔はこんなもんじゃ無かったと思う。

 ……天上院咲は知らないけど……。


 お姉ちゃんからの、スミマセンでしたオゴり。なので、遠慮無くお菓子を頬張りながら咲は言う。

「もぐもぐ、もっちゃもっちゃ……、でも良いの? 今日はEWO3の発売日じゃない」

「まー、とりあえず今日1日は様子見かな~。ある意味、毎日動揺してたから。今さら1日ぐらい不都合を放置してても問題ないだろ。久しぶりの自然放置じゃ、自然放置♪」

 姫は、もう一つ付け足す。

「それに、ウチの部下は優秀だからな」

「他人任せな……。それとも夢の国任せ?」

「これでも昔は責任感を背負いすぎてるって言われるほどには生真面目だったんじゃぞ?」

 そこだけは的を得ている。


 姫も、遠慮無くお菓子を頬張りながら言う。

「もぐもぐ、もっちもっち……。それに、休憩は必要だと思うんじゃよ。こういう休憩は1日1回はあった方が良い。物語で1章に1話も休憩ターンが無いのはブラック企業じゃ」

「それウチの会社じゃん……、ま~シリアスに無理やギャグを入れるのはお粗末だとは思うけどね。精神が持たないのは理解できる」


 家族の善神、理解者は続ける。今までの感想戦だ。

「それにしても桃花さん強いわね……。まさに、〈天賦の才を持つ者が、更にその才を全て投げ出してようやく得られる程の力〉本当にそのままだから恐れ入るわ……」

「桃花っつーかオーバーリミッツだろ? 何も怖がる必要は無い。ワシにとっては敵も味方も全部友達じゃよ」

「それを知らない一般人から観たら、その意思が敵側とか反対側に立ったら。本当恐怖しかないわよ……、間接的にしかホボ戦ってないけど。あの意思の強さは本当にヤバイ……」

「現実世界で12年間、手違いの〈世の理〉の攻防を耐えきったからな、頑固な奴だよ本当……」

「それを、言ってくれれば良いのに」

「それこそ無理な相談じゃよ……無茶言うな」

「ま~それも理解できるけどね……」


「「はぁ~~~~」」


 ため息しか出なかった。

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