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少女は異世界ゲームで名を揚げる。~ギルド『放課後クラブ』はエンジョイプレイを満喫するようです~  作者: ゆめみじ18
第20章「残存する上位空間」西暦2035年9月11日

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第365話「第二次、四重奏VS放課後クラブ2」

「ウシ! 皆行くぞ!」

「待って、私から行く……」

 先に動いたのは四重奏の一角、スズだった。

「斬り測る、私と世界と、……放課後クラブとの距離を……!」


『夜天の極光に戦け――! 〈無限むげん嵐剣らいけん)〉!!』


 ――瞬間、剣と言う名の嵐が降り注いだ。

 ――、疾風迅雷、怒濤の雷光が放課後クラブ全員に襲いかかる!


 放課後クラブも負けじと応戦にかかる。動いたのはナナナ・カルメルだ。

「よ~し! じゃあ僕が! グラン……」

『待てナナナ、俺にやらせてくれ』


 言ったのは、フラクトライトキューブに封印? されている三ツ矢、今のブロードのコピーされた魂の存在、マゼンタが魂を具現化させて言う。

『仮想世界なら今の俺なら顕現できる! 元祖現光がんそげんこう! 〈風神・スターバースト! ストリーム!〉』

 その剣線は、愛あるモノにしか使用できない。【愛ある伝説の19連撃】で応戦した……!


「タダの剣の雨じゃ歯が立たないか……」

 スズはなるほど、と思考をめぐらせる。

 荒れ狂う剣の突風の中、剣と剣が火花を赤く散らし。舞う。

 四重奏ブロードが言う……。

「俺のコピーか……、あいつもアイツで修羅場潜ったんだな……」


 レイシャが言う。

「ブロード、もうあいつは同じブロードと思わない方が良いよ。双子でも、育った環境で性格は変化する。咲の手元に居たあのマゼンタは、今のブロードとは別人よ」

 そしてそのまま……。召喚獣を召喚する呪文演唱の体制に入った。

 しかし、タダの召喚獣じゃないことは解っていたが。だが、まさかアイツらが出てくるとは予想外で。放課後クラブは驚愕と戦慄と鳥肌で迎えた。

『我と汝が力もて……以下呪文省略! 出でよ! 【四獣王!!!!】』


「え!?」

「うそ!?」

「マジか!?」

「契約してるの!?」

「アイツらが!?」

「一体じゃないのか!?」


 ――瞬間、怒号。

「ギャゴオオーーーウウン!!!!」

「キュゴアアアアアーーー!!!!」

「ピイイイーポオオオオー!!!!」

「;ういおdfhごっぽせあjf!!!!」


《一獣王。天災・ゴッドジーラが出現しました!》

《二獣王。増勢・ディアボロウニが出現しました!》

《三獣王。??・??????が出現しました!》

《四獣王。??・??????が出現しました!》


 ヤツラが来た!

 エンドコンテンツ4匹の王が!


 レイシャは吠える。

「私だってお飾りじゃないんだ! 今ある全力で行くよ! 放課後クラブ! 右手に【創造神】! 左手に【破壊神】! はぁああああああああああああああああああああ!!!! 〈神威かむい!!!!〉」


 レイシャは、正真正銘真性の巫女として! 100%の力を200%まで引き上げる!

「まだまだだよ! はぁああああああああああ――――!!!! スーパーサイヤ人ゴットスーパーサイヤ人!!!!」

 

 ――瞬間、神の力がまたもう一段。神域の界域をぶち抜いた!!

「来ないなら! まだまだ行くよ!! はあああ――!! 融合! シンクロ! エクシーズ! ペンデュラム! リンク! ラッシュ!」


 ここに来て、廃人エンペラーは危機感を探知した!

「ヤバイ! あいつ永遠に上昇バフ系を放つ気だ! 止めろォ――!!」


 そこでようやく見惚れていた放課後クラブが悠長に、「自分のターンはまだかな?」とか〈待ち〉の状態を〈待たされている〉と認識を切り替えた。

 放って置いたら、自分のターンは永遠に来ないのだ。むしろ事態は悪化する……!

 一番最初に走り始めたのは当然エンペラー、止まらない呪文演唱、その阻止。


 ――瞬動。


 その行く手を、眼前に立ちはだかるモノは……壁は……。



「  よう  」



 世界戦闘ランキング不動の一位。

 世界最強の王者、リスクだった――!



 実況者、桃花と。解説者、群が仕事をする。

『さて、魅入ってしまいましたが。今までココに居る誰よりも、存在感が一番薄かったレイシャさんですが。ここに来て永続上昇バフ系の使い手として進化・進歩してきました』

『驚きですね、しかも今までの世界観を上手く料理してる。並じゃビビってここまで出来ませんね』

『彼女自身が成長したのか、はたまた皆が成長したのか』

『皆でしょうね。皆ゴールデンフリーザぐらいは倒せるんじゃないでしょうか?』

『それ、どういう例え?』

『あくまで例えだよ。それくらいのランクに皆居て。フリーザはヤムチャレベル。みたいな、成長度合いだかんな?』

『戦闘力と誤解しそうな例えですね……』


『まあ、それはそれとしてエンドコンテンツの四獣王に。世界最強の王者リスク。……放課後クラブはどう処理するんでしょうか?』

『無理なんじゃないですかねえ~?」

 実況と解説、2人の頭の中には。放課後クラブが負けるビジョンしか見えていなかった。

『前回の四重奏VS放課後クラブでは、リスク君は早々に退場してましたからね。エンペラーの自爆に。不動武も居ましたし』

『今回は純粋に放課後クラブチームだけの戦闘ですからね、どう足掻いても格下なのは間違いないでしょう』

『まともにやって四重奏に勝てないのは当たり前、それをどう処理していくかが。勝敗の分かれ目ですかね』

『そうですね』

 

 ――瞬間、怒号。

「ギャゴオオーーーウウン!!!!」

「キュゴアアアアアーーー!!!!」

「ピイイイーポオオオオー!!!!」

「;ういおdfhごっぽせあjf!!!!」


 獣たちが本能のままに跋扈する……。

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