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少女は異世界ゲームで名を揚げる。~ギルド『放課後クラブ』はエンジョイプレイを満喫するようです~  作者: ゆめみじ18
第20章「残存する上位空間」西暦2035年9月11日

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第364話「第二次、四重奏VS放課後クラブ」

 ――、2日後。

 西暦2035年9月16日、放課後。仮想世界、EWO2闘技場、運命の日である。


 そこには湘南桃花と秘十席群が居た。

『さて、実況は不本意ながら私。ギルド受付嬢、湘南桃花がさせていただきます。解説は舞台裏の支配者、秘十席群が担当させてもらいます。よろしくお願いします』

『よろしくお願いします』


 桃花は他人行儀に群に言う。

『さて、決戦までのこの立ち回り。どう思いますか?』

『感じ的に、四重奏は速攻で奇襲をかけて勝負を決めた所なんでしょうが。放課後クラブはそれを許さず、大きく空白を作ることで回避しましたね。廻り込みですが』

『ということは、今は放課後クラブのペースとみて良いのでしょうか?』

『どうでしょう。今も空白は生きています。奇襲には大成功した印象ですが、しょせん場外乱闘。スペースが効いている以上は、過去回想で誤差修正をすることは両チーム出来ます。ま、試合は無事に始まる見込みがついて良かったです。……なんとか』


 そして選手入場。ここはネット内なのでプレイヤーネームで呼ばれることとなる。

 12人対4人。


 放課後クラブ

 ヤエザキ/農林水サン/エンペラー/遊牧生/ナナナ・カルメル/グリゴロス/天命アリス=スズ/飛焔/ミチビキ/マゼンタ/シアン/シャンフロ。


 四重奏

 リスク/スズ/ブロード/レイシャ。

 

 湘南桃花が秘十席群に言葉を投げる。

『1人1人解説しますか?』

『いや、いいでしょう。予定の時間も過ぎちゃってますし。さっさと始めましょう、始めた時に解説、それで良いと思います』

『わかりました、では前置きはこの辺にして。では……」

 桃花はステータス画面をいじる。


《第二次、四重奏VS放課後クラブ。ルール説明。制限時間は無制限、HPは0で退場。形式は大乱闘。概念階層はあり、基本何でもあり。古式伝統に乗っ取り戦闘方法は『心が強い方が勝つ』形式です。アイテムあり。フィールドは闘技場内のみ、場外に出た場合は反則負け。観客席は戦闘可能範囲内です。肘をついたり倒れても負けになりません。仮想世界でダメージを受けた場合、現実世界でダメージを受ける。は……》

 

 桃花はダメージの所で考える……。

『どうしよっか? 物理的なダメージ判定』

『かすり傷程度ならおオーケーで良いんじゃないか? 知らないでやるならまだしも、知っててダメージを受けるのなら理解は出来るだろ』

『わかった、ただし。この戦闘中だけだからね? 〈解除〉って言ったら解除だから』


《仮想世界でダメージを受けた場合、現実世界でダメージは【アリ】に設定します。》


《これは四重奏VS効果後クラブの戦闘であって、それ以外のプレイヤーからの場外乱闘はナシとなります。》


 桃花が続ける。

『こんなもんかね……、では。さっさと始めようと思います。審判者いる? 群』

『いや、俺らで判断すれば良いだろ。人数増やしても面倒だし』

『それもそうね……。では、始めます。お互い悔いの無いように! それでは! ヨーイ……!』


 ――湘南桃花が花火を打ち上げる。


 ひゅるっるるるるるるっるうう~~~~……。


 ――パァン!!!!


《ただいまより、第二次、四重奏VS放課後クラブ。開幕いたします。》


 戦いの火ぶたが切って落とされた。

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