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少女は異世界ゲームで名を揚げる。~ギルド『放課後クラブ』はエンジョイプレイを満喫するようです~  作者: ゆめみじ18
第20章「残存する上位空間」西暦2035年9月11日

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第357話「よし、じゃあ行こう」

「お姉ちゃんってさ、別バースへどうやって移動してるんだっけ?」

 きょとんとする全能神姉。


「どうやてって……、霊体だかアストラル体だかで。次元超越する感じ? 肉体は不可能だと思ったから、その【向こう側】で巫女としての適性がある人物に憑依する。……てのが今までのやり方だけど」


「てことは、同じ土俵に立ってる私も。同じ事ができるって事よね?」

 と、妹。


「ま、まあ……そういうことになるが……」

 と、困惑する姉。


「じゃあ、行こう。マルチバース018だか019だか知らないけど。【お姉ちゃんの世界へ】行ってみよう!」

 と、決意する妹。


「まてまてまて! おまえこっちの世界はどうするんだよ!? お前の場合、体が抜け殻みたいになっちゃうじゃないか!? て言うか、全部この手で実現可能の今のわしなら。その辺の空間に穴開けて、肉体ごと移動すれば良いだけじゃ! 変に合わせなくて良いって!?」

 と、焦る姉。


「そうなの?」

「他人の世界ならまだしも。私の世界なら問題無い。ちなみに今は関係ないが、『できないことは何もない』っていうのは最果ての軍勢のラフティーヌも出来る。全体序列的には第4位な、しかもファンタジー世界だ。ここSF世界」

「あぁ、すこしファンタジーって意味ね」

「そうなんだけどそうじゃない?!」

 と、ツッコミ漫才をする姉と妹。


「ていうか今調整中なんじゃよ!? 新しいSF作品を作るならタイトルも変更しなきゃだし……!」

 メタメタである。


「揺らがないタイトルって無いの?」

「……、エレメンタルワールド」

「じゃあさ、とりあえずそのエレメンタルワールドへ行こうよ。あとでサブタイトル付ければよくない?」

「……、お前簡単に言ってくれるな。そこまで自由度高すぎると……ハイファンタジージャンルにしたくなってきた」

「薄々感じてたけどさ。最果ての軍勢さんが絡んで来ると、元からSFジャンル無理じゃない?」

「……確かに、科学じゃ限界を感じる時もあるな……。色んなジャンルの複合体がアノ軍勢だから、先手で作るとどうしても無理が出てくるんだよな……」

 と、納得し始めた姉。


「んでさ、第1章まで様子見るよ。5万文字ぐらい、それくらい歩けば【退くか進むか】判断出来るでしょ?」

「まあ今までだって1万文字で撤退進軍してきたが、今回はEWだ、5万文字は欲しいな……」


「よし、じゃあ行こう」


 全く未練は無い妹、咲にとって姫を1人にしないことの方が重要なのだ。

「しょうがない、じゃあ【狭間と狭間に穴空けるぞ】……ほい」

 と言って、SFジャンルなのに魔術的な人間大の空間の穴が出現した。

 簡単に言うと『どこでもドア』である。


 で、ズカズカと人ん家に入ってきた。人の世界に入ってきた。

「はぁ……、独りの時は寂しかったが。こういう妹も中々めんどうじゃな……」

 ――という感じで、天上院咲は他作品へ記憶も身体年齢もそのままに。

 ――現実世界から現実世界へ移動してしまった……。


 動機は単純、姉。天上院姫を独りにしないために――。

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