表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
少女は異世界ゲームで名を揚げる。~ギルド『放課後クラブ』はエンジョイプレイを満喫するようです~  作者: ゆめみじ18
第20章「残存する上位空間」西暦2035年9月11日

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

401/789

番外編30「黒の騎士、再び。1」

 西暦2035年9月12日、ゲームマスターの部屋。


「どうした、こんな所に呼び出して」

 天上院姫てんじょういんひめは、ギルド『四重奏しじゅうそう』の将護しょうご三ッみつやを呼び出して話しかける。

 姫自身は咲と、昨日。攻略本を作ろうと約束していたので。【ことのついで】だ。


「いや、なに。私の世界の内側と【私の世界の外側】で、ずいぶん世界が違うな。と思ってな」


「あるいは【となり側】……だろ」

「その、となり側がヤケにお前を大事にしてると思ってな。お前という存在、データログを残せば何か糸口を引っ張り出せると思ったんだ。なあ【ブロード】」

 ブロードとは、三ッ矢が一番最初につけたPNだ、コレは身内にしかわからない言葉でもある。

 同時に『七つの大罪』と言う単語と『責任』という言葉を耳にしてもそれがイコール、ブロードだという事は。今のこのネット世界には、無い。


「というわけで、データ世界で悪いが。お前と一戦戦わせてくれ。それで、【世界の反応を観る】。観測する」

「そういうわけなら受けて立とう。で、場所は? お前は【その体でいいのか?】、俺の彼女。明浄みこと=レイシャに憑依したほうが力が出せるんじゃ無いのか? 【ミュウ】」

「いや、今はこっちの体の方が【なじむ】。……別に手加減はせんぞ?」

 言って、天上院姫の体を撫でる。


「で、場所は?」

「反応は多い方が良い。エレメンタルワールド・オンライン2のギルド広場の闘技場だ。あそこなら初心者も【観測ログ】残せるだろ。私はお前と戦いたいワケじゃ無い。お前という存在が、なぜ世界が必要としてるのか。観測者達の反応ログに興味がある」

「つまり、【今はまだわからない。わからないが、俺に何かある。それを知りたい】と言うわけだな」


「では行くか」

「あぁ」



 EWO2、ギルド広場前の闘技場。


《――戦闘がスタートします。》


「まずは、そうだな。観測できるように攻撃してみるか」

 言って、姫は【破魔矢はまやを出して】攻撃した。

 バキンッ!


 しかし、三ツ矢には効かず。


「次が本命だ、〈神槍しんそうグングニル〉」

 言って、神の雷を纏った光の神槍が。ソナーのようにそれを観ていた観測者達に……。


 ――衝撃波の嵐が瞬き。


 ――オノノいた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
・よければブックマーク、評価、感想などよろしくお願いします!
・こちらも観ていって下さるとありがたいです。
名を上げる。ボカロBGM:最終決戦~ファイナルバトル~
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ