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少女は異世界ゲームで名を揚げる。~ギルド『放課後クラブ』はエンジョイプレイを満喫するようです~  作者: ゆめみじ18
第19章「LDO」西暦2035年9月4日

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第346話「難易度ハード、作戦会議」

 西暦2035年9月6日、午後18時15分。

 リミテッドデータログ・オンライン内、イベント〈豪華客船ミルヴォワール防衛戦〉難易度ハード。船内。

 常夏の海と船しかないフィールドで、ゾンビの大群がが海上を走って全力疾走してくるこのイベント。


 ルールは簡単、船が沈没したら負け。今回はもう一つ、1万7000ログまで耐え切れたらゲームクリアというログ制限がある。ちなみにこのイベント、開始前の準備段階からログをもう取っているので。実質前回からスタートとなる形を取っている。


 サキがプレイヤー皆にコールしてから開始の合図とみなされ。既に、約2000ほどのログが消費されている。

 そう、戦いはもう既に始まっているのだ。あと15分で準備を整えなければ強制的にイベントがスタートする。

 その前にせめて顔合わせだけでも済ませておきたかった。


 改めてメンバー紹介。

 ギルド『放課後クラブ』

 1人目。サキ/主人公の自称エンジョイプレイヤー。

 2人目。農林水サン/ゲームマスターでサキの姉。

 3人目。エンペラー/攻略組ガチ勢の廃人。

 4人目。グリゴロス/素早さにステータス極振りした、格闘家。

 5人目。蒼葉/貴重なショタっ子、銀、竜尾、グランマティカを使えるが。未熟。

 6人目。天命アリス=スズ/最高人口AI、凪ノ唄夜鈴の亜種。

 7人目。飛焔ひえん/NPCのマフィア系黒いドラゴン。

 8人目。ミチビキ/ロマン砲の使い手、演唱が長い。

 9人目。遊牧生ゆうぼくせい/生産職、回復アイテム生産役。

 10人目。マゼンタ/人口フラクトライト、サキの装備アイテムで意思があり喋る。

 11人目。シアン/人口フラクトライト、農林水サンの装備アイテムで意思があり喋る。


 続いてサブ?チーム。

 ギルド『放課後クラブ親衛隊』

 1人目。シャンフロ/中間管理職統合班長。

 2人目。牙/中間管理職統合副班長。

 3人目。その他いっぱい、10名くらい。

 

 合計23名。


「うん、もう初心者ギルドって感じじゃないよね……」

「中堅か、大型ギルドの分類に入るだろうなあ~……」

 サキと農林水サンはそれぞれの言葉を口にした。全員集合イベントはいつ以来だろうか?

 エンペラーが時間が無いと、仕切り出す。

「まず、船を中心に東、西、南、北。それと中央に分けよう」


『異議なし』


 そこはすんなり皆同意してくれた。


「……問題は配置だな。サキが決めるか? それともゲームマスターのサンが決めるか?」

「ふむ、じゃあ面倒だからワシが決めよう。ちなみにわしは運営のゲームマスターじゃが、今回はプレイヤーとして参加するからあしからず。ってことで陣形じゃな」


 まず大事な〈中央〉は、サキ、農林水サン、マゼンタ、シアンの実質2人と4名で決定。司令塔はここに配置するのが一番だろう。


 蒼葉がサンに言う。

「ゾンビ達はどの方角から襲ってくるの?」

「今回は〈北〉じゃな、一番激しい戦闘区画になる。戦闘に自信のある奴は?」


 手を上げたのは。エンペラー、グリゴロス、シャンフロ、の3名。


「逆に戦闘に不慣れなのは〈南〉じゃな、そっちは?」


 手を上げたのは。遊牧生、ミチビキ、牙。


 続いて〈東〉。スズと蒼葉。その他3名

 

 続いて〈西〉。その他7名。


 という、編成になった。

 まとめると。

 〈中央〉、サキ、農林水サン、マゼンタ、シアン。

 〈北〉、エンペラー、グリゴロス、シャンフロ。

 〈南〉、遊牧生、ミチビキ、牙。

 〈東〉、スズ、蒼葉、その他3名。

 〈西〉、その他7名。


「他に何かある? 無ければこれで行きたいと思うけど……」

 皆思い思いの言葉を口にするが。サキが処理しきれていない。が、特に問題は無さそうであった。

「積る話もあるだろうが。無ければ、これで行くわ」

 

 農林水サンが言う。

「では最後に、ここまでのログ消費は3500ログだ。あーあと死んだら。リスポーン地点は豪華客船の〈中央〉から再スタートとなる。皆、気をつけるように!」

 では、……。


 3、2、1……。


《〈豪華客船ミルヴォワール防衛戦〉難易度ハード。スタート!》


 ピー! と言う音と共に、プレイヤー達が戦場へと送り込まれた。


 常夏の海でのゾンビ大戦が幕を開けた――。

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