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少女は異世界ゲームで名を揚げる。~ギルド『放課後クラブ』はエンジョイプレイを満喫するようです~  作者: ゆめみじ18
第17章「第3回EM大会」西暦2035年7月22日

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第323話「アビリティについて」

「今回、初めてアビリティって単語が出てきた気がするけど。気のせい?」


「気のせいっす。別に一番最初からあったけど付け忘れとかでは無く」


 アビリティは、遊〇王的なカードゲームだと、効果モンスターカードの意味合いが強い。もしくは、ポ〇モンの特性である。つまり、今の今まで。自分たちは純粋な攻撃力と防御力。そして魔法とトラップカードだけで決闘(デュエル)を行っていたことになる。


「つまり、私達はカードゲームをしたてけど。力を引き出していなかった?」


「かもしれないな、つまりここから先は。アビリティありでやってみるぞい」


 咲の返答に姫は答える。このEWO2では、1アビリティには100文字から400文字ほどのアビリティ効果を付加可能だ。勿論、プレイヤーの要望に応えて最終的にはEWO2がOKを出したものに限られる。とはいえ、道徳に反しなければ問題無い。


「結局カードゲーム出来なかったね。まぁ私達がカードみたいな所あるけど」


「ゲームゲームは、何度も挑戦して失敗してるから上級者向けだな」


 そういうわけで、カードでは無くて。自分達でアビリティを作る羽目になりそうだ。ちなみに、プレイヤーの性格や戦闘データに合わせたアビリティは、()()()()()()()()()()()()()()。バージョンアップだ。よってプレイヤー1人1人に弱いがアビリティが付くことになる。強いアビリティにしたければ。自分で成長させてパワーアップするしか無い。


「じゃあまずは私のアビリティを確認するね」


「おけ~」


 軽い返事で応答する2人。

 ヤエザキのアビリティは〈気合い〉。気合いを入れたタイミングで攻撃力が1段上昇すると書かれてある。

 対する姫のアビリティは相変わらず〈バージョンアップ〉と言う名前。 ただし、文字制限がかなり厳しい状況になっている。


「〈バージョンアップ〉は、20文字以内で好きに改変可能。かっこ運営の許せる範囲で。か……私運営なんだけど?」

「まーまー。そこは気にするべき所じゃ無いんじゃ無いかな? かな?」


 姫は「確かにそうなんじゃが、う~ん」と、不愉快? にも似た、不快感を覚えるが改変可能なだけで十分チートなんじゃ無いだろうか? と思う咲。

 これが、現状アビリティのデフォルト設定らしく。簡単な説明文で済ませてある簡素な作りだ。カスタマイズしたいプレイヤーはここから。1アビリティにつき400文字以内でカスタマイズ可能らしい。何とも自由な特殊効果である。


「確かに1度出会っただけのモブに対して400文字もアビリティ効果とか作ってたらゲームの負担になる」


「お姉ちゃん、またメタ入ってるよ。ということはここから先は私達がコレを元に育てて良いって事ですか?」


「そうなる」


 そこから始まったのは、アビリティという名の。自分の特殊効果はどうしようか論議である。これが中々に難しく。システムエラーが出まくってしまう。やはり、自分で作るアビリティは強くしたがる傾向にあり。システム判定で「ダメです」と言われること数回。


「うわ……盛ったな咲……」


「えへへ~ちょっとやり過ぎちゃったかなあ~?」


「でもアビリティは一個しか装備出来ないし。これくらいで良いんじゃね?」


 そうなだめる、姫だったが。これはこれで強いかもしれないが。揃うカードが強ければ強い。と言うことには成らない。この場合、皆が車を持っていたら()()()()というカテゴリーには入らないのと同じだ。誰だって戦車の方が強いと思うだろう。そんな感じだ。したがって。コレが本当に強いかどうかは。10個、または50個ほどのプレイヤー皆の本気アビリティを観てからで無いと判断が付かないのである。


 姫/農林水サンは、そう思いながら。自分のアビリティを考え。作り出すのだった。


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