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少女は異世界ゲームで名を揚げる。~ギルド『放課後クラブ』はエンジョイプレイを満喫するようです~  作者: ゆめみじ18
第16章「浮遊城・第100層」西暦2035年7月21日

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第314話「第100層フルレイド1」★


 実質、世界最強ギルド『四重奏』。浮遊戦空と凪ノ唄夜鈴は果てもない旅路を歩いていた。

「ねえ、戦空って第100層を1人でクリアしたんでしょ?」

「あぁ、だった、ような、気がする……」

「気がする?」

「他のイベントでも前にあったろ。そのイベントをやった戦闘の記憶を消されるってシーンが」

 吸血鬼大戦の一瞬のシーンを桃花が忘れていたのもそれだった。これらのイベントもEWO2には組み込まれている。

「あぁ、あったね」

「だから、覚えてないんだ」

「ふ~ん、じゃあさ。今度は皆でクリアを目指してみない? ソレ」

 また運営側が無茶苦茶頑張らなければならなそうな案件が出て来た。

 が、それはそれで面白そうである。ゲームはバージョンアップしている。もちろん【ラスボスもバージョンアップしている】、するとどうなる?

「それ! 面白そうだな! やる! やってみる!」

「よーし! んじゃ咲ちゃんや姫ちゃんも呼ぶよ! 今度は断らせない!」

 仲間大会も結局、戦空が独り勝ちしてしまったので夜鈴は面白くなかったのだ。



 放課後クラブ傘下、ギルド『世界観探索隊』の2人は今度は断れずにいた……。

『ふむ、確かに面白そうじゃな。じゃあ咲も、四重奏も1日待ってくれ。準備する』

 今回は通話で夜鈴は姫と連絡を取っている、四重奏の「面白そうだ」の嗅覚は本物だ。

『準備するって、何を?』


『【アナザーヒメ】のキャラクターデザインをだよ、また我が最愛の妹を第100層ラスボスにされたらかなわん』


 アナザーヤエザキなら出てきたし、咲は勝ったが。アナザーヒメとは何じゃらほい。

 運営側もプレイヤー側も、勝手勝手でどうにも収集がつかんから。今度はシ〇バコの時みたいに参加すると言っているのだ。

 もちろん面白そうだという理由だけでだ。

『もしかして……』


『プログレッシブルなラスボスがただの牛や花のモンスターだったら願い下げだって言ってんじゃよ』


 また無茶をする……このゲームマスターは……。

『てーわけで、みんなによろしくなのじゃ! 細かいことは任せた!』

 そう言って通信が途切れた。

『って~ゲームマスターはやる気になってますけど……湘南桃花さんはどうしますか?』

 ギルド『非理法権天』も通話を聞いていた。桃花の返答はこうだ。

『……わかった、やる』

 そう言って通信が途切れた。



 夜鈴は『真相が知りたい』とは思ったが、『じゃあ箱の中身をパワーアップしよう』とは言ってないので面食らった。

「ま、まあ皆でレイドバトルならそうなるか……というわけで戦空、準備は万全に! よ!」

「心が命じたことは、誰にも止められない。か……」

「?」

「おう!!!!」

「お、おおう?」

 どうやら今回は総力戦らしい……。

 というわけで、第100層のレイドボスが公開された。


 現在公開可能な情報。

 浮遊城・第100層ラストボス。

 名前:有頂天エクスタシー

 通称:アナザーヒメ

挿絵(By みてみん)

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