表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
少女は異世界ゲームで名を揚げる。~ギルド『放課後クラブ』はエンジョイプレイを満喫するようです~  作者: ゆめみじ18
第15章「ゼロから」西暦2035年7月15日

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

354/789

第311話「エピローグ、咲と姫の雑談」

 なんかギスギスオンラインをしている2人……。

 仕方がない、2人で口喧嘩したばっかりなのだから。というわけで機嫌直しに現実世界リアルワールドでクレープでも食べに行こうと誘った天上院姫。

 天上院咲は、やっぱり言ったには言ったが姫お姉ちゃんの体の方が心配だ。

「どう、お姉ちゃん体の方は」

「体って……あぁ、創造神のことか。つっても、もう体に完全に溶け込んでる感じだからどっちもどっちって感じかな」

「引きはがすことは出来ないの?」

「何というか、創造神も私だし。天上院姫も創造神なんだよ、昔もそんなことあったが。その時より深度は深い、130%かな。だから無理に引きはがすより、このまま共存させた方が良いと思ってる」

「……、そう」

 どうしてもしょんぼりする咲、姫であって姫でない。でも家族の縁は切りたくないし。一緒に居たいと言ったのは自分だ。だから内心単純には割り切れないのだ。

「気づいた時には、神と体が定着してたんだ。仕方がないし、誰が悪いわけでもない」

「……、そう」

 甘酸っぱいクレープの味だけがする。

 姫は上を見上げて、声のトーンを一段上げて軽く言う。

「ま! 色々あったがこれで過去の清算は終わり、晴れて自由の身だ! 人間の身でな。じゃから今度は【私達の】やりたいことをしようぞ!」

「……私達の?」

「次はどのゲームやる? て話じゃよ、今までは『デート戦争』と『吸血鬼大戦』の世界観じゃった。もう『過去話』にも興味はない。なら今度は『新しいゲーム』へ挑戦するのが良いじゃろ?」

「新しいゲーム……」

「今までやって来た世界観を言うぞ。宇宙・精霊・吸血鬼、あとは古風なレトロゲーム。あと加速系育成ゲームっぽいのをやって……、ぶっちゃけ以上じゃ」

「何でもいいの?」

「何でもいいぞ、どうせ初めは失敗が続くんじゃし」

「じゃあ、……【カードゲームがやりたい】」

 声のトーンが徐々に萎んでいく声色でそう言った。

「あー、あの何回やっても失敗するカードゲームか……。んじゃ、【一緒に作るか】」

「え! 良いの!? お姉ちゃんカードゲームはやめとけって感じじゃなかったっけ?!」

「やめとけとは言ってるが。出来ないとは言ってない。どうせ滅茶苦茶に成るじゃろうが、元々私達姉妹の冒険は滅茶苦茶じゃ。【今さら】って感じだしなあ~。なら好きにやるべきじゃろ。余計な過去話はどうしても必要だったが。今は気楽に気軽にてきとうに。世界を見て回るのが吉じゃ」

「お姉ちゃん」

 何故かウルウル目になる咲。

「あーでもEWO2で作るか、別ゲームで作るかで変わって来るな……。どうせカードなら細々した設定が入って来るんだし。EWO2の世界観の中で作って良いか? ミニゲームみたいに」

「うん! それでいいそれでいい! 私はそれで良いよ!」

「んじゃ、新章開始じゃな。帰ったらゲームやるぞ」

「うん! わかった! カード作るんだね! やるぞ~!」

 咲が元気になったので、それを観てほっこりする姫であった。


 ――次回、新章開幕。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
・よければブックマーク、評価、感想などよろしくお願いします!
・こちらも観ていって下さるとありがたいです。
名を上げる。ボカロBGM:最終決戦~ファイナルバトル~
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ