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少女は異世界ゲームで名を揚げる。~ギルド『放課後クラブ』はエンジョイプレイを満喫するようです~  作者: ゆめみじ18
第14章「同じリングで戦う」西暦2035年7月6日

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第284話「EWO2本プレイ開始!」

 結局、円卓会議の内容は平行線を辿り。何も決まらず時間だけが過ぎて行った。



 翌朝。天上院咲は困った表情になっていた。

「頼む! 『また』βテストを手伝って欲しいのじゃー!!」

 もうこれで何度目だろう? 天上院姫。姉の実験台にされるのは、まあゲームをやる分には良い。……良いのだが、『未完成』の作品を手伝うのはホントに苦痛だ。だって終わりが無いのだから、まるで人生のようだ。

「まあ私も、【コレ】でお金を貰ってる感覚は薄々ながら感づいて来ましたけれども」

「……ならいいか?」

「ダメじゃない、良いよ。ただこう……疲れた。もうちょっと給料ちょうだい」

「ふぐう! このコロナ渦の中で世知辛い!」

「いつの時代の人間よ! 今2035年よ!?」

「わしの心の年齢は2021歳なのじゃ~! チラッ?」

「イヤ! やるって言ってるでしょ!? ただ500円じゃもう無理だって言ってるの付き合いきれない! 付き合うのにも限度あるでしょ!?」

「じゃ……いくらじゃ?」

「ちなみに今度はどれぐらいログインすれば終わるの?」

「ログインして、調整やって。上手くいけば正式発表で~」

「で、終わらないメンテでしょ? もう、このさいメンテなんてやらずそのまま正式発表しちゃえば? そのあと、どの道メンテ」

「それは心もとないというかぁ~……」

「あんたさあ? 作者の期間でどれぐらい考えたと思ってるの? 3ヶ月よ3ヵ月! スキルツリーも十分やったし、数字の大切さも理解した! これ以上の試行錯誤は流石に【長考のし過ぎ】と考えるのがふつうでしょ!?(メタ」

「……おっしゃる通りでゴザイマス」

「なので、【本プレイを人柱として】1日5000円ならやってもいいわよ。時給1000の5時間労働。これなら普通でしょ?」中学2年生だけど

 というわけで、VRゲームをまたやる羽目になった天上院咲。今度はどんな冒険が待ってるんだろう、楽しみだわあ~。

 の前に、支障、故障、バグ、メンテ、メンテ、メンテ、メンテ、助けて我が可愛い妹よ~!! からの振り出しに戻る。が開始されるわけだ、始まらない止まらない。

 まあ、それ込みでゲーム作りなんだろうなと思いながらやるしかない。

 覚悟を決めた咲と姫は「今度は一緒にプレイして全力でアトズケ(フォロー)するのじゃ!」と、本人気合十分で……。

「ダイブスタートだっけ? ログインだっけ? キズナオン?」

「何でも良いよもう、普通に『リンクスタート』で」

「はいよ、スウッ……」


「「リンクスタート!!!!」」


《世界樹『クロニクル』にアクセスします》


《アクセス完了》


《エレメンタルワールド・オンライン2にログインします》


《アクセス2完了。それではゲームをお楽しみ下さいませ》



 【日本時間】西暦2035年07月10日放課後。


 ギルド中央広場。


「で、これがよくある最初のゲームのステータスか」

 咲/ヤエザキは自身のステータスを表示する。

「説明いるか?」

「後で聞く。今はまず、ギルド中央広場に『あると思われる塔』の『高いところ』まで登って。世界樹2代目『クロニクル』を外側から見て、桃花さんと一回お話して。それから自由に冒険するわ」

 姫/農林水サンは察する。

「なるほど、まず『よくわからんノルマ』をこなしてから、自由に冒険するという事じゃな」

「暇だし、肉体言語でバトルでもいいけど……」

 農林水サンは苦笑いする。

「桃花とはこの前公の場で戦っただろ?」

「……じゃあその横に居そうな【ゴーレム】でもいいよ?」

「ナゼシッテルンデス!?!?」

「ネットで検索したら出て来た」

 索敵能力が鍛えられて強すぎるようになってしまった妹である。

「さいですか……」

「お姉ちゃんも参加する? 桃花さんは相変わらずバトらないだろうけど。2対1で」


 というわけで普通に『めんどくさい塔』を、色んなトラップを社長権限で素通りで登る2人。


「あ~あのゴーレムだったら2人がかりなら面白そうじゃな。じゃあ、ドアを開けたらバトルじゃな」

 というわけで『例のアレ』のドア前。

「んじゃ、開けるぞ」

「一応言っておくけど、レベル1用にセッティングしておいてよね?」

「お、おう。じゃあ開けるぞ。ギーガガガガガ」

 擬音を喋りながら開ける農林水サンだが、待ち構えていた相手は超がつくほど真面目な木人ゴーレムだった。


 そこには湘南桃花は、居て。まぁもう目覚めて起きてるわけだが。


 ――――我、守り人を守護するモノナリ――――ッ!!


《『仮面木人シェイク』との戦闘を開始します》


 と、淡々と激闘の合図のポップアップだけがポコン。と、鳴った。


 EWO2 ステータス


 天上院咲てんじょういんさき/ヤエザキ

 職業―――魔法剣士(コンバート無し状態

 レベル――1

 戦闘力――8

 素早さ――8

 技術力――8

 成長性――1

 弱点―――果断速攻系

 特性―――エンジョイ勢……メインシナリオ以外の行動に対して成長性が+1される。

 武器―――星剣『朝過夕改ちょうかせきかい

 道具―――オールド・ミラーシールド

 スキル――〈風操ふうそう1〉〈神経しんけい1〉〈風温ふうおん2〉〈思考しこう2〉


 天上院姫てんじょういんひめ/農林水サン

 職業―――忍者(コンバート無し状態

 レベル――1

 戦闘力――7

 素早さ――8

 技術力――9

 成長性――1

 弱点―――物理攻撃系

 特性―――運営権限……基礎ステータスの上下変動が不動で変わらない。

 武器―――物理封じの苦無クナイ

 道具―――モルボルの毒袋

 スキル――〈斬空ざんくう1〉〈円舞えんぶ2〉〈極色きょくしょく4〉〈地図ちず1〉


 仮面木人シェイク

 職業―――木人ゴーレム

 レベル――1

 戦闘力――9

 素早さ――9

 技術力――9

 成長性――1

 弱点―――火

 特性―――仮面召喚……仮面木人を召喚する。特性はカードを基準にする。

 武器―――素手

 道具―――なし

 スキル――〈基本きほん2〉〈運動うんどう2〉


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名を上げる。ボカロBGM:最終決戦~ファイナルバトル~
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