表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
少女は異世界ゲームで名を揚げる。~ギルド『放課後クラブ』はエンジョイプレイを満喫するようです~  作者: ゆめみじ18
第14章「同じリングで戦う」西暦2035年7月6日

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

322/789

第281話「中間管理職統合班長」

 プレイヤーネーム、シャンフロ。

 参加ゲーム、エレメンタルワールド・オンライン2。

 属性、社会人男性のプロプレイヤー。


 放課後クラブ、二期生ナンバー4。

 放課後クラブ親衛隊 中間管理職統合班長ちゅうかんかんりしょくとうごうはんちょう

 咲の人気に対して? そのあまりの人気っぷりに、その他プレイヤー達をまとめる班長役を決める流れとなった。

 プレイヤーとしての実力は、常軌を逸した変態プレイ(ほめことば。

 副班長が『牙』という名の毒舌プレイヤー。



 シャンフロは「ふふん」と厄介事を向けられたことに対して、むしろ「これが新たな縛りプレイか」と喜んでいる。

 正式に放課後クラブのメンバーとして招かれたシャンフロ、任命というか。お願いしたのは天上院咲と天上院姫だが。

「というわけで、厄介事な上に放置や無視するわけにもいかず」

「かと言って、何も手を打たないと。本編、メインクエストが進まないので。どうしても必要になったのじゃ」

 とのこと、天上院姉妹は本当に困っている。悲しいけどコレ、本編じゃないのよね。


 もちろん、今の今まで頑張って来てくれた。『牙』が副班長となる形で治め。(治まるかどうかは別問題だが。

 『幼女』『賢者』『地図化』『海賊』『バスケ』『テニス』『禁書』『物語』『彼女』『ミニモン』『アート』も、この位置に入る。


「でも、何かしらのルールが無いと瓦解するのではないか?」

 と、シャンフロ。

「まあ、本クエストとは本当に関係ない。脱線した問題じゃしな」

「じゃあ、軽いルールを私達姉妹が決めましょう」

 と咲と姫はちょっとしたルールだけ作ることにした。それがこちら。


◆放課後クラブ親衛隊のルール◆

 

 【1つ】ここにいるものは、愚か者の代表選抜である。

 ・咲は我らに愚直さのみをを求めているから。

 

 【2つ】真なるルール以外、知ったことではない。

 ・あらゆるノイズや新旧のルールは咲の邪魔にしかならないから。


 【3つ】守るべきを守り、生かすべきを生かす。

 ・導き手の咲が知らない以上、成すべきことは自分達で決めねばならないから。


 【4つ】以上、やりたいようにやる。

 ・本来、咲には自由以外のルールはココにはないから。



 シャンフロは快く「了解した」と返してくれた。この人に限っては本当に頼もしい。

「ほんと、厄介で面倒な立ち位置じゃと思うが。凪ノ唄蒼葉くんの上位互換のつもりで、頑張ってくれなのじゃ」

「『スーパーやっかいごと人2』みたいに成れた感じでお願いします」

 シャンフロはふふんと鼻を鳴らして言う。

「別に、こいつら全員倒してしまっても良いのだろう?」

 これはシャンフロ渾身のギャグだ。姉妹は困惑したように冷静なツッコミを入れる。

「自分の隊員達を倒してどうするねん……」

「どっちかというと統治とか統率とか団体行動とかチームワークの方じゃからな?」

 一応、厄介事を押し付けてしまう形になってしまうが。放課後クラブは放課後クラブで、シャンフロに一応助言をするつもりでいる。だからこそのメンバー入りなのだ。

 そこでシャンフロから質問。

「たぶんここは。来るもの拒まず、去るもの追わず。なんだろうが、新人はココに勝手に入っても良いのか?」

 咲と姫はお互いを観てから、言う。


「いいんじゃないか?」

「知らない」


 なんとも本人達よくわかってない反応だった。

「……う、うむ……」

 だからこその中間管理職なのだ……。

 というわけで……。


「よーしお前ら!」

 シャンフロは威勢よく吠える。

「まずはメインクエスト! 『吸血鬼大戦きゅうけつきたいせん』の周回プレイだ! お前らの実力! 俺が観てやる!!」

 というわけで放課後クラブ親衛隊の中で、『マラソン』が始まった。

「はあ……、ウザイ」

 副班長が『牙』の毒舌な呟きがちょっと聞こえた。


 TIPS 

 マラソン


 一つの行為を繰り返し行うこと。

 インスタンスエリアや特定のクエストなど、狩場と拠点を往復し続ける場合などに使われる。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
・よければブックマーク、評価、感想などよろしくお願いします!
・こちらも観ていって下さるとありがたいです。
名を上げる。ボカロBGM:最終決戦~ファイナルバトル~
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ