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少女は異世界ゲームで名を揚げる。~ギルド『放課後クラブ』はエンジョイプレイを満喫するようです~  作者: ゆめみじ18
第6章「ミラーフォースコンバートオーズ」西暦2034年9月1日

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第143話「状況確認」

 アルテマ島、始まり市。飛空艇・空母エヴァンジェリン。今は休憩時間、リラックスタイムだ。

 あんまりにもあっちこっちに意識が霧散してしまい。集中力ほぼゼロの極地にまで慌てふためいて。混乱し、動揺し、落ち着こうとし、冷静になったヤエザキ。

「まずは状況確認だね! お姉ちゃん、クイズを出して! それで暗記してるか確認する!」

 脱力しながら鉄の床で寝そべる姉は、適当に思うがままクイズを出すことに決めた。


「問題、今やってるゲーム機の名前は?」

「第4世代機『MFC000(ミラーフォースコンバートオーズ)』!」

 ヤエザキは姉である農林水サンに向けて、手でもって指し示す。


「問題、私たちのギルド名と。今のギルドランキングを答えよ」

「ギルド『放課後クラブ』! ランクは~……B、だったっけ?」

「そうだな。一番最近のクエストでギルドランキングBで、変動は無かった。まあ私から見たら? 予想外のアクシデントにあたふたしてるヤエザキだったが。初陣組だったこともあり、他のギルドも手探りだったのが大きいかもしれんのう」

 今度はヤエザキと座りながらキャッチボールを始めた。


「問題、今やってるゲーム『エレメンタルマスターオンライン』のバージョンはいくつ?」

「えっと……。ごめんなさいわかりません」

「これは仕方ない。一瞬、『Ver.1.7.0』に成ったが。『Ver.1.6.4』に戻って、修正された」

「ひっかけ問題!?」

「まあ、これは運営の落ち度だから仕方ないよ。お詫びの品ももらっただろう?」

「む、確かにログインしたときにゴールドを少しもらった」

 ヤエザキと農林水サンは座りながら、キャッチボールを続ける。


「問題、現実世界で今何日?」

「それ、ゲームの話じゃないよね……? えっと。西暦2034年9月11日、午後」

「問題、≪ヤエザキ親衛隊002≫の傘下に入ったギルド名とリーダーの名前を答えよ」

「えっと……。ギルド『九賢者魔団』でリーダーさんは『ガンダルフ』ってこれ良いの? 合法? なんか悪い気が……」

「違法でも合法でも。私が良いって言ってるんだから良いんだよ」

 そう言いながら、農林水サンはミラーを持ちながら言う。なお、キャッチボールは継続中……。


「問題、これから先私たちがやるべき目標は?」

「えっと~……決まって、ない?」

「正解」

「ぁあ……」

 一瞬間延びして、ヤエザキのボールが落っこちた。姉妹のキャッチボールは妹の失敗に終わる。

「ま、そういうわけだから。今のうちに生気を養えよ~。また何か始まったら忙しくなるからなあ~。てわけで、今から少しの間。自由行動な~」

 農林水サンは鉄の床から起き上がり。背伸びをしながら。次に備えようと、持ちかけ。ヤエザキ一人を残して、どこかへ散歩しに行った。

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