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少女は異世界ゲームで名を揚げる。~ギルド『放課後クラブ』はエンジョイプレイを満喫するようです~  作者: ゆめみじ18
第5章「戦乱都市アスカ」西暦2034年8月1日

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第129話「第1ゲーム終了」

 現実世界2034年8月2日の午後18時10分。神道社、『エレメンタルマスター』制御室。数々のモニターが設置されている部屋に、15人ぐらいの研究員たちが各々の業務をこなしていた。

 それぞれの部屋はまだまだあるが、この1室に最高幹部達が集められていた。

 運営人たちが口々に報告をまとめながら口にする。

「9マス中、3マス白黒ついただけで大分荒れてきたぞ……」

「運営サイドの方も疲労困憊です……」

「これは軽く見積もって、豪華客船ミルヴォワール防衛戦の3倍行くぞ……」

「プレイヤーの布陣もあらかた整ってきました、もうすぐ3マス一気に始まって一気に白黒つく流れになってますよ……」

 社長である姫も見てるだけだが、さっきの咲の戦いっぷり。9マスなのでハーフタイムと言っても半分に割り切れない。更にこれから始まって山場を登り走り始めるとなると、観てるこっちも気疲れする。プレイヤーによっては、いったん足を止めて休憩している者たちもいることを鑑みても。休憩時間を入れる必要性を感じた。

「仕方ない、休憩時間ってことで第1ゲーム、第2ゲーム、第3ゲームで分けよう。こんだけ居るんだ、休まないと身が持たない」

 その社長からの号令により、皆一斉に動き始めた。



 ピン・ポーン・パーン・ポーン♪

『運営からのお知らせです。第1ゲーム終了といたします、プレイヤーの皆さんは5分間の休憩を取ってください』

『繰り返します。第1ゲーム終了といたします、プレイヤーの皆さんは5分間の休憩を取ってください』

『なお、詳細はステータス画面にて。各自ご閲覧してください』


 それだけだった。同時に、出現されていたモンスターも、ボスモンスターも破壊可能オブジェクトも消えた。プレイヤー同士の攻撃も無効化され、普通の街フィールドに居る状態と同じになった。

 元々戦場は戦乱都市アスカ。街中でのアイテムや武器防具の買い物も可能となった。ただ、出来ないのは。CからBランク以外の部屋の移動は禁止だった。つまり、AやSランクとの通話による会話は可能だが助太刀なのは出来ない。

 ゲームはまだ、終わっていない。まだ3分の1なのだ。ちょっとしたクローズドサークルのような感じにも思えた。


 サキと蒼葉と桃花は別れる寸前だったので、一旦休憩して会話して移動をする時間が与えられた形になる。

 その時初めてサキは「あぁ、これはゲームだったんだなぁ」と洒落や冗談じゃないんだなと、現実に押し戻されるような形で自覚する。仮想世界の中だけど。

 先に口を開いたのは桃花だった。

「休憩ね、じゃあそこの椅子に座りましょう」

「ふい~疲れた~マジ疲れたよ~」

「うん、疲れた。本当色々あったね……」

 見るとスターバ〇クスのような綺麗なイスとテーブルがあった、そこで各々次の準備をする事にした。

 3人とも普通に疲れてグッタリしていた。

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